第18章 修羅と死神
サイエンス星人たちは外に出て何かを地面に埋めた。
その時、ベジックスの瞬間移動でレイカたちが現れた。
「間近で見ると、鳥肌が立つくらい醜い顔だぜ」
ベジックスの言葉にサイエンス星人たちは翻訳機でこう言った。
「我らからすれば、お前たちの方が醜いぞ」
「しかし手遅れだったな」
「何!?」
「我らはトールの種を植えた」
「トールのタネ?」
「この種は20日ほどで地球の緑を全て枯らし、そしてお前たちは死滅する。そして、この星は我らの星となる」
「なんだと!」
「お前たちの魂はクリスタルにし、この国のようにしてやるからありがたく思いな」
このトールの種こそ、秀吉が言っていた。「あるもの」である。
3人は種を掘り起こそうとした。
だがその時、3人は気配を感じた。
ルシファーだ。
ボロボロになりながらもルシファーが現れたのだ。
「ご苦労だ。あとはその3人だ」
「クソ!皆やられたのか!?」
「ロウ君……」
「俺が5人殺ってやるぜ」
そう言って、ベジックスは剣を抜きルシファーに攻撃を仕掛けた。
突き抜こうとしたが、受け止められてしまった。
だが、左手から炎を出し放った。
だがサイエンス星人の科学力で水を出し、炎は消えた。
だが彼の攻撃は続く。
雷撃を放ち、見事直撃した。
彼は力の続く限り、電撃を放った。
ロウやレイカも攻撃をした。
だがその時、サイエンス星人たちが、3人に向けてレーザービームを放とうとした。
だが、4人のサイエンス星人は背中から血を流し、倒れた。
彼らに攻撃をしたのはハニーだ。
レーヌが持っていたナイフで4人を刺したのだ。
「ハアハア……貴方たちだけは許せない」
そう言って、力尽きたのか彼女も倒れた。
「ハニーちゃん」
レイカが余所見をした瞬間、ルシファーは口から強力なエネルギー波を放った。
「レイカさん」
ロウが大声で叫んだ。
ドドーン!!
ともの凄い爆音が鳴り響いた。
だが、彼女は無事だった。
何故なら、彼女の前にベジックスが立ち、彼女の盾となったのだ。
「ベジックスさん」
「ウッ……何故俺は……死神を助けたのだろう……」
倒れる彼をレイカが受け止めた。
「ベジックスさん……」
ベジックスはレイカの顔を見つめた。
「何て優しい目をしているんだ……そ、そうか……俺は知らぬ間に、死神……いや、レイカと言う女性に惚れ……」
それがベジックスの最後の言葉だ。
「ベジックスさん……目を開けて、貴方はまだ、私を殺していないじゃない。だがら目を開けて……」
だが、レイカの声はベジックスにはもう届かない。
「いや~!!」
「レイカさん!」
レイカはベジックスの亡骸を地面に置いた。
そして鋭い目付きで、あの言葉を言った。
「目の前で死んでみろよ」
「レイカさん……うおお!!」
ロウも怒りと悲しみの中、修羅へと覚醒した。
果たして二人はルシファーを倒し、この地球を守れるのか?
どうも生時です^^
お腹痛いよ~><
痛み止めももう効きが悪いし……
痛みがあるからいろんな事を考えてしまいます。
でもこの物語を何とか書き終えたい。
荒んでもいいから強く生きてやる。
ネット作家、病弱な武道家 修羅生死