1.特性由来かで分ける
しばしの間、この本の話になりそうな気がしますので、連載形式にしてみました。
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かなり最初のほうで、お金に関する困りごとを、「発達障害による特性由来のもの」と「そうでないもの」の二つに分けていた。
①特性由来で起きる困りごと
・家計簿が続かない(実行機能が弱いから)
・衝動買い(報酬系が弱い)
・貯金計画を途中で投げ出す(集中力に偏りがある)
・誘いを断れない、詐欺に遭う(言葉の裏を読めない)
(p35)
これらは、(程度の差こそあれど)できる人にはできるし、できない人にはできないことなので、意志の力で(自分一人で)どうにかしようとしても、あまりうまく行かないことが多いらしい。
できないことはできないと、まずは認めることが大切だそうだ。
一方で、
②特性がなくても起きる困りごとは、だいたいが知識の欠如によるもので、調べれば解決する類のものらしい。
逆説的に、「どうすればいいか分かっているけれども解決できない困りごと」は、①に該当するということになる。
解決方法がわかっているのに解決できていないということは、もはや意志の力でどうにかできる域を超えていると判断するのがよかろう。
その時々の意志の力でどうにもならないとすると、それ込みで仕組化するか、第三者(深刻な場合は医療機関など)に頼るしかない、ということになる。
まずは、この①と②への仕分け作業が重要とのことである。




