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ぺったんぺったん

おじいさんのありがた~い おはなし。

「あの金ぴか将軍が問題なのよ。」

「あれ、どうやって召喚してるのかしら、お札効かなそうだし。」

「返せ、わたしのお給料!」

稲荷アジトに逃げ帰ったど〇きつねの娘たちは、ど〇べいをすすりながら、文句を言っていたそうな。

「もう、そばも残り少ないのよ。」

「毎日だと、さすがにあきるし。」

「新鮮なあぶらあげが、食べたいよう。」

それまで、再現動画を眺めていた、マーキュリーは、頭を抱えていた。

「どうして、あそこに金ぴか将軍が現れたのか……。このままじゃ、地球で『きつねだんす』をバズらせる計画が……。」

そこにムーンが、何か思いついたように

「ねぇ、みんな。」

「ん?」

「サンバのリズムで、『きつねだんす』踊るってのはどう?」

「それなら、邪魔されても問題ないかも。」

「それって、『きつねだんす』じゃねえよ。」

「みんな、著作権というものがあって……。あの『まるしっぽ』たちは、きっと許しませんよ。」

「問い合わせても、何の返事もないんだし、やろうよ。」

「また、昼寝でもしているんだろうし、お札でもはってやりたいよ。」

「いいかげん、起きろよ。ばかうさぎ!」

「しーっ、あいつら、どこかで聞いてるかも、あいつら耳だけはいいから。」


そのとき、もう3年も動いてなかった通信器のスイッチが入った。


 ぺったん、ぺったん、ぺったん……。


「わぁ、お餅つきだしたよ。」

「やっぱ、聞いてたし。」

「やばいよう。」

「ふむ、『あんたたち、まじめに仕事はやってるの。』ですって。」


 ぺったん、ぺったん、ぺたぺったん。


「『当然、任務は、完了したわよね。』とか言ってます。」

「まだです。金ぴか将軍が……。」

と、ムーンの返事を マーキュリーが送る。


 ぱん、ぱん、ぱん。


 ぺったん、ぺぺったん、どん、どーん、どかーん。


「あっ、うすの端っこ叩いたよ。」

「なんか嫌な感じがするし。」

「なんか怖いよう。」

「『応援団も、資金もあんなに送ったのになぜだ!』って、え!そんなぁ。」

「そんなの来てませんよぉ。」


 ぱん、ぱん、ぱぱーん。


 ぺったん、ぺたたん。


「『毎月、送ったはずだ。』って?。どこに?」


 ぱん、ぱん


 ぺったん、ぺったん? ……ぺたん。


「『その稲荷アジトに……、間違えた。』ですって、バグうさぎ!」


 ぱん、ぱん、ぱぱぱーん!


 ぺぺたん、ぺたん、ぺたん。ぺぺぺぺぺ……。


「『200人の応援団と、その活動資金とお給料……』、どうしてくれんのよ!」

「じゃあ、その200人どこにいるのよ?」

「このままだと、今月の売掛払えないし。」

「え~ん、私のお給料…。呪ってやる!」


 ぱん、ぱん、ぱああん?


 ぺったん、ぺった~ん。


「やっぱり、昼寝して寝ぼけていたみたいです。間違えた座標はどこかしら。」


 ぱん、ぱん、ぱん?


 ぺったん、ぺったん。


「ふーん、資金は、やっぱり、あの畑ですって。」


 ぺったん、ぺったん、ばたん。


「応援団は……、大和の国…。柳生の里?」




【ごきょうくん】

おじいさんとのやくそくだよ。

月では、うさぎがお餅をついてるけど、

よくお昼寝するんで、カメに負けるんだ。


通信機は餅つきなのか。

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