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やり過ぎ

入学式も終わり、ここからは普通の学園生活が始まりそうだ。


今は先生が前で話している。


「この学園で君たちがやるのは勉強じゃない!! 君たちはこの学園でとにかく戦って強くなる!」


「勉強なんかやるより実戦したほうが早い。君たちにはこの学園で生きる術を学んでもらう」


「もしこの世に君らが1人になったとしても生きられるような強き人間を目指すのだ!!」


「君たちも自由は好きだろ? 私は大好きだ! 自由は素晴らしい!! だが、自由でいる為には強くあらなければならない」


「だからこの先、君たちには過酷な試練が待っているだろう。だがね、1つ言えることがあるとすればそれは地獄みたいな訓練かもしれない、でもね勉強よりは楽しいよ!!」


「まぁということで、楽しくやるにも連携を取るにも友達、いや友情が必要だ」


「今日1日はとにかく友達を作ってもらいます!!」


「私がみんなで盛り上がれるような、企画を用意するから、それまではみんなでおしゃべりタイムだ!!」


お喋りタイムか…。


「なら! みんなで自己紹介するか!」


「まずは俺から! 俺の名前はフォルティス・バリエンテ、よろしくな!!」


「じゃあ、次は俺が、俺は三葉葉蔵だ」


「変わった名前だな?」


「俺からしたら君らの方が変わってるけどな」


「じゃあ、次わたしー! 私はニトラ・オルスクーロ、よろしくね!」


「じゃあ次は────」


その後も自己紹介は続きとうとう僕の番になった。


「名前はイカシスです、よろしく」


特に反応は無く、次の番になった。



                        2



自己紹介も一通り終わった頃ゼーンが戻ってきた。


「皆んなー!」


「とーっても楽しいゲーム考えてきたよ!!」


「その名も、秘密たくさん暴露ゲーーム!!」


「「え?」」


皆んなが声を揃えて驚いた。


「ルールは皆んなで二人一組で腕相撲をして負けたら秘密を暴露する! 実に楽しそうだろ?」


「はい、じゃあ最初は各自、自由にペアを決めて!」


「やろうぜ! イカシス!」


「ああ」


「お前なら何話しても大丈夫そうだしな」


「イカシス! 本気でこいよ?」


「それは無理だ」


「よーいスタート!!」


僕が手を抜いて勝負すると、葉蔵は普通に本気で来た。


「ちょっ、おいっ」


その瞬間、僕の拳が机に叩きつけられるのと同時にここら辺一帯に鈍い音が響いた。


そうして、そのまま机が割れ、地面までもが粉々になった。


「あ…」


「葉蔵くん…やり過ぎだよ?」


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