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この連載作品は未完結のまま約3ヶ月以上の間、更新されていません。

あま子は今日も不憫可愛い

作者:雨宮喜代
 桜の花びらが春の訪れを告げるように、新しい生活に心を踊らせる人で溢れていた。新しいスーツや制服になれていない新社会人や学生。新緑へと変わる街中に、一人の女性が歩いていた。

 淡い栗色の髪をなびかせる。腰にかかる程のふわふわとした癖っ毛を揺らしながら、その子は笑顔でいた。

「今日は、良い日になりそうですね」

 雨宮あま子。ちょっと変わった名前。青い瞳が印象的な女性は、見た目より幼い声色で静かに呟いた。

 連日の気まぐれな気温は落ち着いたのか、今日は春に相応しい暖かさ。時おり吹く風が心地よく。ベンチに腰を掛ければすぐに眠ってしまいそうな包容感がある。

 これはあま子の日常の物語。元気で明るく、優しくてちょっぴり運の悪い彼女の日常を少しだけ覗きましょう。

「今日も1日、頑張りましょう」

 あま子は、元気に笑った。自分に向けた言葉だがきっと皆に元気を分け与えるだろう。そうして、あま子は春の訪れた町を歩いていった。
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