宣誓
「宣誓 良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、偽りを述べないことを誓います」
いよいよ、出番が来た
「今回の事故に関しては、当方としても黄色の点滅であったとは言え、普段の散歩道だった為、左右の確認を怠り、交差点に進入した経緯もありますので、不慮の事故であったと言えます。また弁護士を介し、すべての事に示談も済んでいます。事故においてもこちら側から告訴をしておらず、飲酒運転であったため悪質ととらわれ、障害みたいな事になってはいますが、私は本来、それを望みません。まだ30手前の被告の今後の人生を考えると、重刑を望みませんので寛大なる刑量を望みます」
「わかりました、それでは次回公判にて判決を言いわたします。本日はこれにて閉廷します。」
今日は判決でないのかあ
仕方がないか、情状酌量が無さすぎる
でも手応えはあった
うまく行けば、執行猶予を勝ち取れるかも
なんか、おかしくなって来た
「ワン子」を殺され、家族を失った、うらみつらみを本人に直接、味合わせてやろうと思い1日でも早く、塀の外に出すのを目的としているのは、事実だけど、意見陳述の内容にしても
一体なにをやっているんだろう
計画通りと言えば計画通りなのだが、これではまるど「いい人」ではないか
本音を言えないとは言え、頭がおかしくなりそうだ
これも、それもアイツが悪い
もう、考えるのをやめた
とにかくアイツを目の前に引きずりだしてやる




