休業
友人が来た
お店の事などもそうだが、先ずは「ワン子」を迎えに行きたいと願い、車いすに乗せてもらい外出の許可を取ってもらった、
とにかく車に乗せてもらい動物病院へ向かいたい
無理を聞いてもらい動物病院へ
「すみません、ミニチュアシュナウザーを引き取りに来ました。ご迷惑をかけてすみませんでした」
「残念でしたね。こちらも手を出せる状況ではなく内臓破裂によるものでした」
「そうですか…」
見た目の外傷は少なく、まるで眠っているようだった
きっと、硬直する前に丸く体勢を整えてくれたのかな?
そう言えば、自分の父親が死んだときも、病室から出されてすぐに整体したような気がする
見えないけど、そこら中の穴と言う穴に奥まで綿が詰められているんだろうな?
大きな発砲スチロールの中に、ドライアイスを敷き詰められた
我が子を「ワン子」を家族を受け取った
本当に寝ているみたいだ
本来なら、市役所へそのまま届けるのだが、アイス屋さんに行き大量のドライアイスを購入し、お店の冷凍庫へ保管し、内緒で発砲スチロールに蓋をして入院先へ持ちこんんだ
コロナの時に葬式が出来ず、1ヶ月くらいは、ざらにドライアイスで対応し火葬を伸ばした話もあったので、とりあえず、退院すまでは何とかごまかそうと考えたのだ
幸いにお店と病院が近いので、ドライアイスの補給も何とかなるだろう
お店は、しばらく休業の貼り紙をした
理由は「交通事故に遭遇した」旨を書き、見舞いに来てくれる知人を増やそうと考えた
その方が、差し入れもあるし、お店の物も持ってきて貰うのも頼みやすそうだし便利だ
なによりも、ドライアイスの補給が必要だ
少しでも傍にいたい、ただそれだけだ
病室に戻り、ベットの横に発砲スチロールを置いた
病棟には、幸い冷凍庫がないので、飲み物やアイス用の冷蔵庫とか言えばなんとか誤魔化すことも出来るはず
ただ今は、傍にいたかった




