安倍元総理銃撃事件におけるひろゆき氏の発言を受けて
初エッセイです。
誤字脱字や日本語の書きぶりについては生暖かく見守ってくれると幸いです。
022年7月8日安倍元総理が街頭演説中に銃撃され、命を落されるという大変痛ましい事件が起きてしまいました。
まずは安倍元総理に対し、ご冥福をお祈り申し上げたいと思います。
上記の事件をめぐってabemaでは早速特番が組まれ生放送されましたが、その番組での容疑者の動機やバックグラウンドについての発言(主にひろゆき氏)に対し、どうしても一言言いたくて本エッセイを執筆した次第であります。主な内容は以下の通りです。
ひろゆき氏は今回の事件を受け「蔑ろにされた人々に向き合うべき」と発言し、過去の無差別事件を例に取り容疑者は氷河期世代に生まれ日本社会から取り残された人の一例といった説がゲストにより補強されることとなりました。私が視聴した限り他のゲストからも異論なく話が進んでおりましたが、この生放送が行われた時点ではまだ自身の動機に関しての容疑者の自供は報道されていないにも関わらず、好き勝手容疑者についての動機やバックグラウンドを断定するかのような口調で語られておりました。
仮に容疑者が何らかの形で死亡し、基本的な情報が何もないまま憶測を交えてコメントせざるを得ない状況であるならまだしも、今回は既に容疑者が拘束され何らかしらの供述が出るのは分かっていたことです。にも関わらず前々から唱えていた自説を補強するかのように、日本社会への報復が容疑者の動機であり、容疑者があたかも時代に残された被害者であるかのような発言はあまりに軽率ではなかったのでしょうか?
今回の事件が日本社会や政治に大きな影響を及ぼすことは想像に難くなく、事件について誤ったメッセージが発信されることは言うまでもなく避けるべき事象でしょう。ひろゆき氏に限らず、私にはどうにも自らの自説を補強し世間に向け喧伝するため、この事件を無自覚に利用している人が多く存在しているように感じてしまうのです。