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えっお礼参りのパターンやん!
『キス』それは粘膜接触とゆうが、それにしては童貞である俺からすれば、あまりにも高い壁である。
「はぁー、お前死ね、マジで意味わかんないだけど!」
彼女は自分に起きた状況がいまいち理解できないのか、少しずつ少しずつ、ぷるぷると震えている。
「あんた、いきなり何するじゃー!」席に着いていた女子高校生も慌てて、こちらに来た。
数分後、ぼこぼこにされ、店内の床で土下座。惨めだ。一応言い訳をしたら、「そういうのは、イケメンだけじゃボケー!」と顎にきついコークスクリューをぶち込まれた。
何とか家路につけた、まだクラクラする、なんでこんなことに、まぁ、僕のせいではあるのだが、まあまあ 変な話 ファーストキスがこんな形で済ますのも、なんだか乙なものではと思うことにして、その日は寝た。次の日の災難も知らずに・・・
学校までは歩いて15分くらいであり、はぁーと5月の中途半端な風が、より一層かったるくさせた。
「おい!お前っ」「おいって!!!!お前の事だよ!」大きな声で昨日会った女子高校生を含め、5,6人はいただろう。また、俺はまじかと呟いた。