第5話:クレイジー5と呪いの液体
この物語はハックション!!・・・れす。
登場する人ぶっくしょん!
えっきし!
よろしくお願いします。
「春だねぇ」
「気持ちいいねぇ」
こんにちは。アオイです。そして四月です。春です。
ぐ〜きゅるるるる〜〜
12時です。お昼時です。
「お腹減ったね♪」
「なんかムショーにグラタン食いたいネンけど」
ここはギトメン学園の一室。“クレイジー5本拠地”。
5人全員が集合してるのです。
「あっ」
ウチは人差し指を立てた。
「皆でファミレス行かん?こないだオープンしたトコ!!」
「「!!」」
★(`∀´)★
「ここかぁ」
「着いた♪」
そのお店は少しお洒落な感じの、オレンジを基調とした店だった。
「入ろうぜ★」
「「おうっ」」
カランカラン・・・
「いらっしゃいませ〜」
中から、オレンジのエプロンを身につけた女性が出てきた。
「お客様、4名様でよろしかったでしょうか?」
4名?
「いえ、5人です」
ウチがそう言うと、店員は不思議そうな顔をした。
「あのぅ・・・」
みっきーが手を上げた。
「あっ失礼致しました!!」
そういって、店員は頭を下げた。
なるほど。ミッキーが見えなかったんやね。
「お席の方、喫煙席と禁煙席どちらになさいますか?」
「禁煙で」
「かしこまりました。お席ご案内致します。」
ウチ等は店員の後をついて行った。
「こちらメニューになります。ご注文お決まりになりましたら、そちらのボタンでお呼び下さい。」
店員は頭下げて立ち去った。
「ミッキーもっと大きくならないとね」
すかさずミッキーの横に座ったキノピーが、ミッキーの頭を撫でた。
「アヤカさァン」
何故か泣きつくミッキー。
「アオイ何する?」
リオがメニューを差し出した。
あっちなみに席は・・・ キ ミ ハ
机
ア リ
です。うちらの頭文字繋げると「君は蟻」なんだ・・・
「ウチドリンクバーとカルボナーラ!リオは?」
「えびグラタン」
「ハナは?」
「チーズハンバーグセット」
「レズ共は?」
ピンポーン♪
あっ肘でボタン押しちゃった。
「お決まりでしょうか」
定員登場。
「はい!ドリンクバーを5つ・・・」
「4つと牛乳Lサイズを1つ!」
「えっ?」
アヤ?
「ミッキーは牛乳」
「俺は牛乳」
良いんかよ!
「後、カルボナーラとえびグラタンとチーズハンバーグセット・・・」
「ライス大盛りで♪」
ハナ、一杯食べるのは良いことだぞっ(変)
「キノピーは?」
「円形の薄いパン生地に魚介類やらケチャップやらマヨネーズやらを乗せ、高温で焼き、更に・・・」
「シーフードピザを1つ」
すっと言えよ!定員ドン引きじゃねーか!!
「ミッキーは♪?」
「ゆで卵」
えーーーーー!!
色んな意味でえーーーーーーーー!!
「かしこまりました」
あんのかよーーーーー!!
「では注文を繰り返します」
「結構です」
リオ怖っ
「・・・ちっ」
舌打ち−ーーーー!!
「じゃあその内持ってくッから楽しみにしとけ!」
なんか喧嘩売られた。
「じゃんけんすっか」
リオが嫌な笑みを浮かべた。
「やるか〜」
「ついに来たか」
「棄権」
ふっふっふ・・・
来ました。ファミレスの醍醐味。
「その名も!」
「THE・とりあえず身近にあるありとあらゆる物を混ぜて、最狂のジュースを作って、ジャンケン負けた人に飲ませよう!!」
「内容は・・・」
「いや大体分かるから。」
つまり、とりあえず身近に(以下同文)って訳さ。
「恐怖を煽るために、作ってからジャンケンしようぜっ」
ドSキターーーーー!!
「うち、行ってきていい?♪」
ハナが手を上げる。
「「いいで〜」」
★(@A@;)★
「できたよっ♪」
コトっ
ハナが置いたグラスの中は、黄土色の液体が半分くらい注がれていた。
「何入れたの?」
「内緒♪」
「かわいいな」
でもこれおぞましい色して・・・
「アオイいっていいで」
リオがうちの肩を押した。
「いってきま〜す」
うちはさっきハナが持ってきたグラスを持って席を立った。
「くっくっく・・・」
キモいうち。
うちはスティックシュガ−を液体の中に入れた。
沈殿した。
・ハナの作った液体
・砂糖
・塩
・練乳
・タバスコ少々
・ガムシロップ
・レモネード
・コーヒー
・・・の入ったグラスをうちはテーブルに置いた。
「猛毒」
違うよミッキー。
異臭漂ってるけど違うよ。
「ほんはほんほんはらひむっへ」
ピザを頬張ってるアヤが言った。
理解不能。
「じゃあうち行ってくるわ」
えびグラタンを食べていたリオが席を立った。
うちもいつの間にか来ていたカルボナーラを食べ始めた。
「ミッキーなんで食べてないの?」
「まだ来とらんのよ。みんなのより簡単に作れるはずなんやけれども」
ミッキーは牛乳を一口飲んだ。
★(´▽`)★
「ごちそうさまー!」
うちがフォークを置いた頃には、すでにみんな食べ終わっていた。
ミッキー以外は。
「ミッキーさっき来たばかりだもんね♪」
ハナがミッキーの頭を撫でた。
そう。結局ミッキーのゆで卵はさっき、再度注文してようやく来た。
店員が忘れていたらしい。
「そろそろさぁ・・・」
リオがテーブルの中央を指した。
ゴクッ・・・
グラスの中は奇麗なオレンジ色をしていた。
店員のエプロンくらいに。
「最初はグーだよ?」
「はい」
「了解」
「おう」
「おっけい♪」
いざっ!!
「「最初はグー!!ジャンケンポォン!!」」
ハナ パー
アオイ パー
ミキ パー
アヤカ パー
リオ グー
「ぅおぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「リオ一人負け−!!」
★(・O・♯)★
「ア○ロ行きまー−−−ス!!」
ア○ロちゃうやろ。
・・・。
・・・。
・・・。
「(ピー)おえっ(ピーピー)うぐっ(ピー)」
リオさんが大変な事になってる間、しばしうちらのプロフィールをば。
アオイ
グリーン。14歳。凡人。
ハナ
ブラック。14歳。ヲタ。
リオ
今はそっとしといてやって。
アヤカ
月。他は企業機密。
ミキ
「復活・・・」
あっリオ復活。
「俺のプロフィール・・・」
「もういらねぇ。」
ミッキー半泣きや・・・
「え〜っと良い子のみなさん。げほっ。絶対に真似しないでくらはい・・・」
リオさんやつれてる・・・
「食べ物を粗末にしてはいけないよ♪」
リオがたおれました。
花粉症です。碧宙です。本文中では、ファミレスで大暴れしていますが、実際はダメです;食べ物も大事にしましょう。そりではノシ