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クレイジー5  作者: 碧宙
3/6

第3話:戦闘開始♪

この物語はフィクションの筈だったんです。

登場する人物・団体は関係ない筈だったんです。

「クレイジーなめんなよ?」

ウチは相手を挑発してみた。

やっぱり楽しいねえ〜・・・戦闘は。

「7698147561:851vぶ?」

ウチ等を見下ろして怪獣は不思議そうな顔をした。


う〜ん・・・

いや、戦闘はゾクゾクするけど・・・するんだけど・・・・

この脱力感はなんだろう?

う〜ん・・・


「エミ様から指令だ!」

ハナが叫んだ。

エミ様定着してんな・・・


「相手の名前は“くるくるテンパース”。」

!?

「レベルは68だって。自ら発する不協和音で、相手の思考力などを奪い、手に持った指揮棒で攻撃・

髪の毛で拘束・・・」

ん〜ん・・・

わかったよ。理由・・・

・・・。

ルックスだ。

名は体を現す・・・天然パーマ(テンパ)だし、メガネ掛けてて・・・綿パン、カッター、ベスト・・・

うん。ダサい。


「なんや・・・あの高度なファッションセンスは・・・」

リオの視力0,0000000007位か?

「めっちゃファンキーやな」

キノピー頭打った?

「自分を忠実に表現してるね」

可哀相な表現能力だな。1,22位で充分すぎるぞ。


「5198ゆくぉ8!!」


えっ!?


だがーーーーーん!!!


は・・・?


おそるおそる振り向く。


ウチの数メートル後ろの道路が・・・焼け焦げていた。


「へぇ・・・」

久しぶりだねぇ・・・こんなにワクワクするのは。


「やっちゃうー?」

リオも楽しげにウチの顔を覗き込んだ。


「いくか」

「あんな不協和音、アニソンでふっとばそー♪」


・・・。

・・・。


「おっっっっしゃーーーーーーーーーーー!!!」



★戦闘開始★


カツンッ

石のぶつかる軽い音がした。


「この世に悪がある限り・・・」

「私たちは止まらない」

「どんな小さな悪意でも・・・」

「絶対見落とさない♪」

「そんな私たちは・・・」


「正義の心を緑に託し!平和の未来を我が力に!」

正面で腕を組む。

「クレイジーグリーン!!」

ウチは叫んだ。

決まったぜ★


黒のピアスを跳ねさせる。

「黒い心は天使の証♪黒の天使、ここに降臨♪」

ステッキを左頬にあてる。

「クレイジーブラック!!」

ハナかわいー!


紫色のブローチを指でなぞる。

「紫色は腐女子の心!世界の腐女子に愛の手を!」

えっ・・・

マシンガンを肩に担ぐ。

「クレイジーヴァイオレット!!」

まてまてまて・・・


オレンジ色のネックレスを頬の横に構える。

「灼熱の太陽エネルギー!・・・でも太陽って白じゃねえ?」

どっちでも良くね!?

招き猫の様なポーズをとる。

「クレイジーシャーベットオレンジ!」

長くね!?

つかミッキーいつの間に!?


月型の髪飾りを突き出す。

「・・・月に変わってお仕置きよ。」

セ○ラ○ムーン!?

セー○ー○ーンみたいなポーズをとる。

「クレイジー月。」

月って・・・!

もはや色じゃねえ・・・!


「五人合わせて!」

「変態戦隊!」


ここが見せ場だーーー!


「クレ・・・!」

「クレイジー5!」

「オーシャンズイレ・・・!」

「白く見えるんだもん・・・」

「やっぱマーキュリーだろ」


やっぱりバラバラだーーー!


誰だオーシャン○11って言いかけた奴!

誰だ太陽の色に拘ってる奴!

誰だセーラームー○について語ってる奴!


「9ううるおぢ9バラバラやん!おい750p」

密かに突っ込んだよな!?


夢見る音楽ドリーミーミュージック♪」


ズどー−−ン!!

「ぐえええええええ!!」


・・・あれれ?


ゆっくり振り返ると、ハナが笑顔でテンパース(めんどいので名前、略すね)に向かってステッキの先を向けていた。


「ハ・・・ナちゃん?」


「こういうのは先手必勝だよね♪」

いやいやいや・・・


「えっもう殺っちゃっていいん!?」


リオ!?


可哀相な弾丸(バッド・ボール)!」


ズガズガズガ−ン!!


あーあ・・・

テンパース可哀相だよ・・・

いじめられっ子みたいだし・・・半泣きだし・・・体のあちこち、焦げてて煙でてまっせ?


「おいおい・・・弱い者いじめはよせ」

キノピー・・・悪者退治だよ?


「ぐるるるる・・・許さん・・・!」


テンパースは指揮棒をミッキーに向けた。

そして、内股になって叫んだ。


「もう!いぢめないでぇ!!」

おかま!?


テンパースは指揮棒が発光したのを確認して、大きく振り下ろした。


!!


テンパースが放った光の筋は、真っ直ぐにミッキーへと・・・


「アウチッ!」


ミッキーの足元を焦がした。

幸いミッキーには当たらなかったようだが、衝撃で倒れてしまった。



「ミッキー大丈夫!?」


ウチはミッキーに駆け寄った。

「平気じゃよ〜」

ミッキーは埃を叩きながら立ち上がった。


「テンパヤローやりやがったな〜」

「愛すべきミッキーに・・・ね♪」

ハナもリオも笑ってるけど怖ーよ?


「ほんっっっまに許さん・・・!!」


・・・背後からすんげー殺気が・・・。

振り向きたくねーなー。


「覚悟しろ・・・キモダサテンパヤロー!」

ひどっ!!


あっ振り向いちゃった。

キノピー殺気すっげぇ出してら〜


「ぐおらぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

キノピー足早っ!!


「くらえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!トキメキ☆抗生物質!」

ネーミングセンス−!!


キノピーは雷を出した拳を思いっきりテンパースに・・・


ボカー−−ン!!


「ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


やっちまった〜★


テンパース飛んでった〜★


つかトキメキ☆抗生物質ってキノピーの最強魔法だよね?

あはははははは・・・

哀れテンパース・・・




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