表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クレイジー5  作者: 碧宙
1/6

第1話:結成!!

この物語はちょっとすごくフィクションです。

登場する人物・団体はあんまり関係ありません。

この荒れ果てた戦地―テミニャン王国には“ギトメン学院”という中高一貫高があった。

そんなギトメン学院いる勇敢な戦士たち――これはそんな彼女たちについて語られた物語である。


「みっきょい★」

「・・・」

「BL最高!!」

「このアニメまぢ感動・・・」

「・・・」


はじめまして。

アオイと申します。

どこにでもいる、極々フツーの女子中学生です。――否、だったんです。

今や私はひとつの国をも守る戦士になりました。

それはおよそ、数ヶ月前の出来ごとでした。



――――数ヶ前――――


「させるかぁぁぁ!!」

「ふっ、甘いな」

ちゅどー−ン!!


ク、クラウドー!!


「う、うちの最強モンスターが・・・」

「このリオ様の最弱モンスターにやられるとはね♪」


ここはギトメン学園の一室。

放課後に友達のリオちゃんとゲームです♪


「これでウチの153勝目だね♪」


まじで意味わかんねぇ・・・

なんで伝説の最強モンスターが野原でゲットできるヘボいモンスターに負ける訳!?


「なぜって?それはウチが普通じゃないからさ〜」


普通じゃない・・・ね。

なんとなく分かる気がするよ。

だってさ・・・

だって・・・


リオは腐女子(ふじょし)だから・・・

腐女子が分からない子は、パパかママに聞こう★


「もうゲーム飽きたし!!パソコンでBL小説でも読んでくる!!」


BLとは・・・ボーイズラブ。要するにホモ。

リオちゃんは同性愛思考者主義なのさ〜


と、リオを始めとした変態集団がうちの周りにはいるんだな。


・二次元ヲタ(アニメ、漫画、ゲーム、etc・・・)のハナ

・レズのキノピー基アヤカ

・ドMのミキ

・ゲラのエミ


そしてリオちゃんね。



「ね〜誰かゲームの相手してよ〜」

ウチが立ち上がったその時だった。


パリ−ン!!


「「!?」」


突然窓ガラスが割れた。


「リオ!!」

窓の近くにいたリオが、ガラスの破片で怪我をした。


「何事!?」

キノピーが立ち上がる。


「キャー−−−!!」

誰かが叫んだ。


「ハナ!!」

叫んだのはハナだった。

「どうしたの!?」

「パソコンでアニメ見てたら・・・」

ハナが私物のパソコンの画面を指差した。


「!!」

パソコンの画面が割れていた。


気づくと、部屋の有りとあらゆるガラスが割れていた。

時計も窓もパソコンもゲーム機も・・・


??

「んぬむぐあぁぁぁぁぁぁあ!!」


「アオイ!?」

「なしたの!?」


「うちのP●Pが・・・

一昨日買ったばっかのPS●が・・・割れた・・・!!」


その時何かが切れました★


「ゴルぁぁぁぁぁぁぁぁ!!だれだ割ったやつ!!出てこいやぁぁぁぁぁぁ!!

顔面バキバキにしてやらー!バッキバキのバッキンガム宮殿だぜぇぇぇぇぇえ!」


「落ち着け。」

スパーん。


・・・。

・・・。


「落ち着いた。ありがとう。頭をひっぱたいてくれたあなた」

「後遺症でちまったが仕方ねぇ。裏アオイよりかマシだ。」


この異常に冷静なのはキノピー。

いつもはふざけててレズで意味わかんねーのに、こういう時は頼りになる。


「エミさんは」


どっからか声が・・・


「アオイさん」

誰だ?


「下」

下?


「下だよ」

ゆっくり俯く・・・


「みっきー!」

みっきーは小さい。

かなり小さい。うちとの身長差は16cm。そら見えんわな。


「どうしたの?」

うちは屈んで目線を合わせる。

「エミさんがいない。」

「あっ・・・」

そうだ。

エミがいない。さっき別室にいったきりだ。


バン!!

別室からエミが出てきた。


「エミ!大丈夫だった!?」

「・・・」

エミは黙り込んでいる。


「みんな・・・」

『?』

「助けて・・・」

!?

「どういう意味?」


キノピーが深刻な顔をする。


「あのね・・・」


――――――


つい最近、隣国のテミクチャ共和国がなんらかの組織によって支配された。

その組織は、自らを“悪の組織X”と呼んでいた。

そんな奴らの目的は――

変態石(クレイジーストーン)”。

その実態は謎なのだが、とりあえずその石には力がある。


―――――

「それが、コレ」

エミは木箱を差し出した。


パカッ・・・


「おぉ・・・」

奇麗。

眩い光を放っている。それは宝石のついたアクセサリーだった。


「これを、みんなに託す。」

えっ!?

「そして、あなた達は“クレイジー5”としてXと闘ってもらいたいの」

えぇ!?


「狂った5人組・・・?」

直訳したらな・・・すげーダサ・・・


「かっこいい」

はっ?

「いいかも」

へ?

「ナイス」

ほ?

「素敵」

ほは?

かっこいいのか!?

素敵なのか!?


「じゃあ、好きなの選んで」

エミが促すと、みんなが思い思いの品を選んだ。

うちは最後まで残った透明感のある緑のブレスレット。


ハナは黒のピアス。

リオは紫のブローチ。

ミキは淡いオレンジのネックレス。

アヤカは不思議な色の髪飾り。


「それじゃあ着けて」


・・・

緊張すんな。


「せーので着けようぜ」

「うん」


ふーー・・・


『せーの!!』


ぱぁぁ・・・


眩しっ!!

突然、体全身から光が・・・


「?」


ゆっくりと目を開けた。

「!!」


変身しとるー―!!


初投稿です。

よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ