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プロローグ
誰かが言った。
「遥か遠くまで続く大空を、自由に飛びたい。」と。
無論、それは飛行機が願った未来ではなかろうか。
長く短い戦争が終わった時、確かに平和が訪れたように見えた。
だが、そこからどんどんと火種は広がっていき、本当に平和だとはっきり言えるかどうかは怪しくなっていた。
平和を願って作られたものが今でも人類の悪夢となるのは、皮肉なことだ。
20XX年9月2日。この日、悪夢が人類に襲いかかった。
大きな戦いで散っていった軍用機は、多くの無念を抱いて人類に牙を剥いた。
“ナイトメア”——そう呼ばれ始めたそのモノたちはどんどんと攻撃をし始めた。
まるで無念を晴らすように…
だが、悪夢を見るそのモノたちに対抗するように人類の前に現れた存在がいた。
ナイトメアのように軍用機の記憶や魂を持った少女は人類と手を取った。
その者たちは次第に人類の技術による手助けもあり、ナイトメアと戦い始めた。
一人の平和を願う者として、そして軍用機として。
いつしか少女らはこう呼ばれた。
“そらむすめ”と。
これは、空の平和を求めた悲しい戦争なのかもしれない。




