第十五話 ホーリー薬局によってみた
アルルクと手をつなぎながら五分が経過した。
「ここだよアマリス、ここに治療薬が売ってるの」
いかにも闇薬局みたいな感じの雰囲気を醸し出してる店、これ誰も寄り付かないと思うんだけど。
「ここって本当に大丈夫なの?」
「うん!少し前は非合法とか噂されたけど、ここにはお母さんの古き知り合いがいるんだよ」
その噂、結構やばい気がするけど。まぁ知り合いって言うなら確かに信用できるかな。
アルルクが扉の上の看板を指さす。<ホーリー薬剤局>と書かれていた。
「いこっか」
アルルクが扉を開けるとギギギと嫌な音を立てながら扉が開いた。これ本当に大丈夫なのかな?
「へぇ~中は意外と…………」
入ってみるとあら不思議、外見と打って変わって真っ白なタイルだらけの清潔感たっぷりの部屋が目に入った。
これなら外側も綺麗にすればいいのに。
そう考えていると奥の方から一人の女性が出てきた。三十路ぐらいのまだ若々しい人間だ。
「アルルク!久しぶりね!最近はどうしていたの?」
私達(特にアルルク)を見た途端急に興奮気味で話しかけてきた。
この感じ的に悪い人ではなさそうだけどちょっとめんどくさそう。
てかこの清潔感ある部屋で白衣と中に赤色のシャツにズボンがだいだいいろクと手をつなぎながら五分が経過した。
「ここだよアマリス、ここに治療薬が売ってるの」
いかにも闇薬局みたいな感じの雰囲気を醸し出してる店、これ誰も寄り付かないと思うんだけど。
「ここって本当に大丈夫なの?」
「うん!少し前は非合法とか噂されたけど、ここにはお母さんの古き知り合いがいるんだよ」
その噂、結構やばい気がするけど。まぁ知り合いって言うなら確かに信用できるかな。
アルルクが扉の上の看板を指さす。<ホーリー薬剤局>と書かれていた。
「いこっか」
アルルクが扉を開けるとギギギと嫌な音を立てながら扉が開いた。これ本当に大丈夫なのかな?
「へぇ~中は意外と…………」
入ってみるとあら不思議、外見と打って変わって真っ白なタイルだらけの清潔感たっぷりの部屋が目に入った。
これなら外側も綺麗にすればいいのに。
そう考えていると奥の方から一人の女性が出てきた。三十路ぐらいのまだ若々しい人間だ。
「アルルク!久しぶりね!最近はどうしていたの?」
私達(特にアルルク)を見た途端急に興奮気味で話しかけてきた。
この感じ的に悪い人ではなさそうだけどちょっとめんどくさそう。
てかこの清潔感ある部屋で白衣と中に赤色のシャツにズボンが明るい土色っていうラフな格好はどういうことでしょうか。
「ちょっと難しめの依頼を受けてきて、討伐依頼なんですけど成功して少しだけお金が入ったのでお母さんのお薬を買いに来ました!」
「お母さんの薬ね…………」
おっと?何か隠し事していますねこれは。「お母さん」って聞いた瞬間顔が一気に暗くなった。
「どうしたんですか?」
「あ、いやなんでもない。薬ね、隙に見ていって」
無理やり隠した感じかな。これはアルルクのお母さんに何かあった感じみたい。
ふと最悪の想像をしてしまう。これだけは嫌だと心でなんども言う。
でもまぁアルルクが笑顔なのが一番うれしいからもし何かあったら何かしてあげたい。
「どうしたのアマリス?そんなに難しい顔して」
顔に出てしまっていたらしい。
「なんでもないよ。それよりアルルクは先に薬見てて、私はホーリーさんと話してるから」
分かったの返事を聞いてからホーリーさんの方を向きなおす。
「君はアルルクの友達かな、お名前はなんて言うんだい?」
「アマリスです。そういえばここでは冒険者名は使わないんですね」
「アルのことかい?昔からの仲だから本名で呼ばせてもらっているよ。アマリスちゃんも私のことはホーリーでいいからね」
なんかゆったりとした喋り方、おばあちゃんみたい。
まぁそれはいいとして、早速本題に入った方がいいかな。
「アルルクに本当のことは言わないんですか?」
「何だい知ってるのかい?」
いや知らなくてもホーリーの表情で大体読み取れるよ。自分が分かりやすいって気づいてないのかな?
まぁアルルクも気づいてないみたいだししょうがないか。
「考えを巡らしただけですよ。それで話さないんですか?」
「もう覚悟は決めてるよ。話すつもりさ」
よかった。これでアルルクの不意打ち的な精神ダメージは回避されるだろうな。いや、回避できてないか。
「君は随分アルルクと仲いいみたいだね。今までは他人行儀だったのにあんたには私の時と同じように本当の自分を見せてるよ」
アルルクが私に………?それなら感動ものなんですけど。
他人行儀のアルルクってもしかしてあれかな。寄り道のお店とかギルドの時とかのテンションおかしいやつのことだよね?
私もアルルクの特別に入っているのならうれしい以上に泣けてきそう。まだあって数日だけどね。
「ありがとうございます。では私はアルルクの方へ」
二つの薬を見比べているアルルクの方へ向かった。
「どう?決まりそう?」
「う~ん。今これのどっちかで悩んでいるんだけど…………」
えっと、鎮痛剤と安定剤?なんの?
「これなに?安定剤って書いてあるけど」
「これはね、魔力暴走をしそうな人を安定させるためのお薬だよ」
魔力安定剤ってところかな。この前言った重い病気ってなんだろう。
「一応だけどお母さんの病名聞いていい?」
聞いてもわかんないだろうけど。
「確か………幻魔病って医者が言ってた気がする」
今幻魔病って言った?いや待ってそれはおかしい。
「本当に?間違いないの?」
「うん。全身に紫色の傷が浮かび上がってるからと何とか医者が言ってたし」
確かに合っている。でもアルルクのお母さんって獣人のはずだよね。
これは焦る。病気の深刻さ以前にこの病気は
――エルフにしか罹らないのに




