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【裏話15】ループ内の泥酔と、二人の男の信頼獲得

坂本隆二(リュー/香坂流星)


ループ初回だ。

後でバレた時のために保護者(花さん)同伴のディセプションを用意しておく。初日は好感度の関係で柏木みつきとは関わらず関屋さんの好感度上げに集中しよう。

出掛けようとすると、もう6時だというのにまだ管理人室には人が居た。

「こんばんはー。」

俺は関屋さんを待つ間佐々木道太と立ち話だ。

「どうも。こんばんは。お出かけですか?」

「そうなんです。のじまんちへ。管理人さんも一杯どうですか?」

来たら来たで構わない。


「ははは。関屋さんも来るんですか?」

「来ますよ?もちろん。」

「では遠慮しておきますかな。」

「残念ですね。」

そこへ関屋さんが来る。

「遅くなってごめん。管理人さんこんばんは。」

「はい。こんばんは。」

「では僕たちはこれで。いこ、莉緒さん。」

俺達は手を繋いで柏木みつきバイト先[のじまんち]というカラオケ居酒屋に向かって歩く。


カウンターではなくボックス席で二人で座る。

「今日奢るからいくらでも食べろよ。酒は途中で止めるからな。何となくお前やけ酒とかしそうなんだよ。」

「ええ?しないよ?酒はカロリー高いからね?」

いや普段自制しすぎな奴に限って酒が入ると訳わかんなくなるんだよ。


「言っただろ。お前飲み過ぎだ。もうやめとけ。」

「みつきちゅわーん!もう一杯〜。」


「ああ、酒もう要らないから会計して。こらフラフラだろ。ほんと危ないから。何でお前危機感ない訳?俺じゃなかったら危なかったぞ?ほら、帰ろう。送るから。」

この泥酔で柏木みつきの好感度爆上がりだ。

飲むたびに上がる好感度に関屋さんが調子に乗ってしまったのだ。


「じゃこれで。おつり取っといて。あとこれ、迷惑かけた分のチップ。柏木さん個人に。」

俺は柏木みつきにチップを渡す。どうせループするからな。

「すみません。ありがとうございます。」

『柏木みつき 好感度アップ』


「おい、寝るな。もう、しょうがねえな。ほら、おぶされ。吐くなよ?」

俺は関屋さんをおんぶして自室に連れ帰ろうと思ったが、この機会に関屋豊の信頼を得ておく事にした。監視はうざいからな。


「なあ、莉緒さん、今からお父さんに挨拶するからフォローして。」

「んー。」

寝てんじゃねーか。


インターホンを押すと関屋豊が出てくる。

「すみません。莉緒さんちょっと飲みすぎたみたいで。」

「坂本君、わざわざ連れて来てくれたのか。」

俺は莉緒さんを下ろして関屋豊に預ける。


「はあ。俺疑われたくないんで。じゃあちゃんと送り届けましたから。もうちょっと危機感持つ様に言ってあげて下さい。男の車とか簡単に乗る様な子なんで。」

「君が言うか。」

「俺あいつと違って密室とかは避けてますからね。」

「ネットカフェは密室だろう。」

「あんなとこで何にもできませんよ。とりあえず信用無いのは理解しました。あとお願いします。」

やっぱり探偵付けてるのはこいつっぽいな。

『愛陽 絆アップ』

おお。なんもしなくてよかったー。マナビたん愛してるよ!



二回目 

佐々木道太に二人で挨拶してからのじまんちへ。

関屋さんが激しく音痴な件。

『柏木みつき 好感度大幅アップ』

こいつ最低だな。


"お前歌苦手なら無理して歌わなくて良いから。恥かかせてごめんな。"

"わざとらよー。"

「莉緒さん、酔い過ぎ。大丈夫か?柏木さん、お水くれる?ここでちょっと酔いさましてから帰らせるわ。」

「わらしが払うー。今日払うー。おつりいいですーってやってみたいのー。」

「あー、じゃこのお金で支払ってくれる?」

「あーい。」

「子供のお使いみたいで微笑ましいですね!」

関屋さんは柏木みつきに声高に言った。

「おかいけーこれでー。」

「はい。一万円お預かり致します。」

柏木みつきは莉緒さんを見てニッコリ微笑む。

その目はまるで小さな子供を見る目だ。

「ほら莉緒さん、おつり良いですって言わなくていいのか?」

『柏木みつき 好感度アップ』


「おつり良いれーす!」

「はい!ありがとうございます!」

「迷惑かけてごめんな。」

「いいえ!ありがとうございました!」

『柏木みつき 好感度アップ』

こいつもしかしたら攻略難易度低いのかも知れん。


結局関屋さんはまた歩けなくなっておんぶして帰る事に。

「お前さー。ほんと危機感持てよ。俺も男だぞ?」

「だいじょぶー。坂本さん良い人ー。」

はあ?なんで俺こいつに安牌だと思われてんの?

『女慣れしててガツガツしてないからじゃない?それに襲う気満々なら危機感持てとか言わないからね。馬鹿な方が都合が良いもの。』

はあ?むしろ俺みたいな男は警戒対象だろ。そうやって近付く男が居るって知らない訳?


「信じすぎ。俺お前の事エレベーターで会った時からめっちゃ好きなんだぞ?男はな、好きすぎて価値観変わっちゃう時あんの。ほんともう。絶対一人で外で飲むなよ?俺だから大丈夫なんだからな?」

「んー。」

なんで告ってる最中に寝てんだよもう!


インターホンを鳴らすと関屋豊。

「すみません、なんか飲み過ぎたみたいで。この子自分のペース分からないんですか?」

俺は最初から喧嘩腰だ。ちょっと目を離した隙に勝手に注文して飲みまくっているのだ。


「いや、すまない。こういう子なんだ。注意しておくよ。家ではノンアルで自制しているんだけどね。」

あれ?昨日と何で態度違う?!フラグ折れたキャラクターも裏ステで好感度ある?

『権限がありません。』

『愛陽 絆アップ』

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