表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

81/143

第70話 爆食いデートの報告と体重リセット。永遠と愛陽による「体重」の真実

「おかえり。りおりお。」

「ただいま。アオ。戻ろ。」

私は約束したので早速戻ろうと言うと佐々木さんが訝しんだ。いや、ほんとに散財させてしまったのだ。戻らないとまずい。

「何。リューとなんかあった?」

「坂本さん情緒不安定。」

一瞬、彼の口元がピクリと引きつる。

「執筆活動以外は全て無意味って言うし、なんか一生独身宣言されたんだけど、あれ何?アオ彼が病んでたの知ってたの?」

私はまず先にデートして来た言い訳をする。

「ああ。それの事?まあ。いんじゃない?仕事一筋って言ってたし。りおりおが気にする事ないよ。」

彼は何でもない様に装いながら指先がちゃぶ台の縁を無意識に掴む。


「エアリアルの反応見たいし日を進めたいけど、自殺しそうな憔悴具合だったから、気晴らしに散財と爆食いさせた。今日は炭水化物を食べても太らない!って叫んで甘いもの超食べてた。戻さないと金銭的にも体調的にもまずいかも。一応治癒はしたけどあれは食べ過ぎだよ。」


というか治癒で胃痛が治って消化促進されたからむしろ調子に乗って食べ過ぎてしまったのだ。

彼の、肉ならいくら食べても太らない!とか言う言葉に乗せられておかしなテンションでつい食べてしまったがそんな訳あるか!およそだが、牛バラ100g400kcalももで200kcalだぞ?!

私は取り返しのつかないことをしてしまったのだ!明日から引き締めないと!


「気晴らしに散財しても爆食いしても、その記憶も無くなるんだけどね…。まあじゃあ戻ろ。リューが糖尿病は絶対にダメだ。」

佐々木さんは私を見て莉緒の目を見て、少しだけ口角を下げる。

「まほスキの執筆活動に支障が出る。」

ちょ、エアリアルじゃなくてまほスキかよ。


「アオ、まさか先にまほスキ読ませてもらってる?」

「まさか!そんなの、絶対有り得ないでしょ!ちゃんと全巻買ってるよ。それに、エアリアルの事、感謝してるんだ。彼の作品に関われるのは本当に嬉しい。」

ええ。ほんとにファンだったんだ。嘘かと思ってたのに。


「もしかして、絆アップとか出てる?仲間宣言とか頻繁にしてるの?」

「え。りおりおしてないの?ひっど。え?」

うっそだろ?!プロポーズイベントで拗らせてあんなに喧嘩したのに佐々木さんだけ着々と絆アップしてるの?!永遠!どうなの?

『してるでござるな。裏切りは困るでござる。』

私は愕然とする。

「え。アオに気遣って他人行儀ずっと続けてたんですけど。昨日初めて言ったの。デートイベント出ちゃったから、恋愛じゃなく仲間としてあなたの力が必要ですって。」


『あれが仲間宣言のつもりだったとは!!莉緒、私は坂本さんに全く好意は無いけど坂本さんの能力はめっちゃ必要なの!とか言ってましたよ!』


「え、何それ。実話?盛ってる?」

『実話です。ナビは嘘をつけません。一応は絆アップしましたが、昨日だけで二回好感度ダウンしましたよ。』

「だってフラグ折りは確実にやらないと。坂本さんと結婚とかやだもん私。」

「りおりおらしいね…リューの心ごとフラグ折りとか。」

佐々木さんの笑顔に、チクチクとした棘が含まれる。

「僕にやったあれをリューにもやったんだ…。」

こいつ!お別れイベントとプロポーズイベントを根に持ってやがる!!あれは佐々木さんが蒔いた種だろうが!


「ごめん…私坂本さんに謝っといた方が良いの?どう言えば良かったの?間違えてるならアオが方針決めてよ。」

「そのまま仲間でいいよ。恋愛じゃなく異世界の為の協力関係。まあメンタルは様子見てフォローで良いんじゃない?」

その瞬間、彼の顔の隅に、リューが手出ししないという確信を得た子供のような、隠しきれない優越感が浮かんだ。そして彼はいつものひまわりの笑み。ええ…めっちゃ嬉しそうなんですけど。


「で、イベント報酬何?」

「一応言っとくけどね、私が爆食いした訳では無いよ?」

佐々木さんに報酬を見せると爆笑する。

「何wwどんだけ食べさせたらこんな報酬貰えるのww君、実は肉とカステラ超食べたでしょ?まさか二人で100本食べてないよね?!」

100本はさすがにないわ!!!


「カステラは食べてない!炭水化物は全部坂本さんの仕業だから!!私は肉串だけだから!」

『肉はノンアルビール片手に引くほど食べてました。リューはカステラといちご飴と葡萄飴、コットンキャンディを爆食いしました。莉緒は誘惑に負けて飴を一本ずつ食べました。飴という純粋な糖分に悶絶、幸せを噛み締める顔はなかなか貴重でしたよ?莉緒はいちごも葡萄も大好きです。実はアオはいちごで莉緒の心を掴みました。』

やめてwwww長文で暴露しないでwww

「いちご贈った僕グッジョブ!ふふふ。今度僕とも飴食べよ。」

「こ、コットンキャンディなら食べても良いよ?」

「うっふww興味あったんだwwやばい!今から綿菓子作ろ!すぐ食べよ!」

「だ、だめだよ今日はさすがに。太る。肉串10本ずつ食べたんだ。」

「10本とかww1本80gで800gだよ?!ももだとしても、1600kcal以上なんだけどwww」

とひとしきりウケた後佐々木さんは私に微笑んだ。

「でもこの後地球の朝に戻るから大丈夫。心配なら一個だけ作ってシェアしよ。」

「え?待って?どういうこと?」

「僕戻る度体重測るけど一切変わってないんだ。時間を進める時だけ増減する。ここでは老化しないってそういう事でしょ?愛陽、永遠。」

『そうですね。そういう事です。』

『まさか気付いて無かったでござるか?』

「はあ?!」

つまり私達の体も巻き戻っていると?!

巻き戻ってもその日得たスキルは消えない。

これは地球組にも希望出てきたぞ?


この後綿菓子を作ってシェアをした。

綿菓子のレシピが出た!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ