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【裏話34】切子グラスのドヤ顔。二人だけの夜景スポット

坂本隆二(リュー/香坂流星)

2回目留守番中


「何してんの?」

「木で串作ってる。単純作業で熟練度上げ。」

「私もなんか作る。」

莉緒はビーズでストラップを作り始めた。

「あげる。地球戻ったら宅配届くの。」

白とグレーのストラップだ。

「俺のカラーじゃないじゃん。」

「黒はお父さんにあげたの。」

「そっか。サンキュな。一旦戻るからここにいて。」

懸賞など応募した事も無いのに当たった。


高額ゲーム機だ。家からディスプレイとコードを持ってはじまりの部屋へ。

どうやらこれは莉緒が応募したもので、超悔しがっていた。価値の高すぎる物は自分には当たらないのだと莉緒は言う。マウンテンバイクは高いと思うがな。物欲センサーだろうか。


「莉緒、これ魔道具で作れる?」

「アオでないと無理。でもアオが魔石コンセントタップ作ったからできるよ。一緒にやろ。」

やる事があるというのについ遊んでしまった。

莉緒が寝落ちしたので俺は部屋で寝る。


目覚ましが鳴って起きてきたら、アオが莉緒の隣に横になって髪の毛をいじっていた。思わず壁に盗聴器仕掛けて転移で部屋に戻ったわ。

『ちゃっかり仕掛けるのがリューだよね。』


"いや、ちょ、気遣わないで。ほんと何もしてないから戻ってきてくれる?"

"いや、気にせず続けてくれ。"

じっくりリアタイで聞かせてもらうから!


"こんなとこで寝てる子相手にする訳ないでしょ?!みつき起こしてきて。昨日に戻るから。"


莉緒の時間に戻ってから、ゲームは使って良いぞと伝えた。

「各自持ちたいから複製していい?」

「どうせなら魔道具で作ってくれよ。それは暇つぶしに持ってきたけど、俺んだから持って帰りたい。」

莉緒に貰ったやつなんだよ。


「分かったよ。」

「よし!やった!!」


みつきが大喜びである。好感度爆上がりだ。

結局、各自複製と魔道具を一台ずつと、ソフトも人数分作ってくれた。アオの貢ぎ癖は健在だ。


ちと俺一人で所用を済ませてから莉緒を迎えに来て、またキャバクラへ行く。

今日はマンションで噂を立てられている事に関して愚痴りまくる。

「俺達一日会わなかっただけで別れたとか言われんの。うちのマンション意味不明よ?」

「ほんとだよね。元カレがマンションのアイドル的存在でね。その人と関わったのが原因なの。」

まあ本当は莉緒に関わったのが原因だけどな。

散々愚痴ったらキッチンカーの宣伝をして、帰りに夜景スポットへ転移で行く。サービスエリアから街を一望できるのだ。

『莉緒 愛情アップ 絆アップ』

「帰るか。」

「うん。」

何故か莉緒が一緒に俺の部屋へ来ようとした。

「アホか。自分の部屋行け。」

『莉緒 愛情ダウン』

よしよし。絆と愛情上げて上がった分の愛情だけ下げたらいい感じだわ。


3回目留守番にて。

俺は錬金術の単純作業で熟練度をひたすら上げながら同時進行で調べ物。


ループ中にキャバクラでウイスキー検定3級を得た事で、この資格にはウイスキーメイキング級というものがあると知り脳内タブレットでウイスキーについて猛勉強した。異世界にウイスキーを広めてやるぜ!ふふふふ。


ちなみに自室ではなくリビングだ。

でないと莉緒が俺の部屋に来てしまうからだ。

「おはよおー。」

「おう。起きたか。こっちこいよ。コーヒー淹れてやる。ゆで卵とサラダ食え。ヨーグルトとキウイもあるぞー。」

莉緒はフルーツが好きだ。適度に糖質は摂らせないとな。

「わーい。あれ、錬金術ー?何作ってんの?」

「これな、グラス。実は海で砂超取ってきた。」

「おー!私も作る!」

莉緒が勝手に俺の砂でグラスを作った。

しかも見事な切子だ。くそ!ドヤ顔やめろ!

本職が勝つのは当然だろ!俺はシーフだぞ!


「お前なあ。俺の材料だろ。どんだけ作んのよ。」

「また海いこー。今度はバイクで。」

「しょうがねえなあ。夕方の海とかどうよ。」

「行く行くー。」

「じゃ次は飲みの前は海な。」

「やったー。」

切子グラスを俺のインベントリに入れようとしたら莉緒に全部取られた。いやだからこれ俺の材料よ?!

「一個ぐらいくれよ。」

「じゃあ4つ、ここへ置いとこ。」

そう言った癖に莉緒はそれとは別に俺が作ったグラスを着服した。


海行きたさに材料をわざと莉緒が使ってしまったので俺達は建国祭用のつくねと牛串を牛と鶏から量産した。

「MP足りる?ドレインする?」

ほんとにこいつの思わせぶりは酷い。俺が異世界では絶対手を出さないのを知っているのだ。仕方ない。ちょっとだけ下げとこ。


「悪ぃ。俺グラマーな方がふわもちで触り心地好きなんだわ。お前骨と皮じゃん。痛そー。」

「最悪。別に誘ってないし!」

『莉緒 愛情 大幅ダウン 絆ダウン』

ありゃ、絆まで下がった。まあいいか。

俺は手をかざして空気中の魔素からMPを回収した。この方法じゃ上限は増えないんだよな。

「俺お前からじゃなくてもMP補充できんの。あまり大人を揶揄ったら襲うぞ?」

『莉緒 絆アップ』

「リューはいい人だから大丈夫。」

お前なあ…。いやそのセリフはめっちゃ攻撃力高いけどさ。


---------

戻ってきたアオやみつきと一緒に莉緒を連れて地球リセット。やはり莉緒は話さない。

次は俺達が地球に出る番だ。


二人で海に行き、砂を集める。

「ほんとに砂取るだけでびっくりする。歩こうよ。一箇所から大量に取ったら危ないよ?」

「お前の服が汚れるだろうが。砂はちゃんと魔力浸透で満遍なく取ってるよ。」

「クリーンするから。歩こうってば。」

「何。キャッキャウフフしたい訳?ww夏な。水着着てくれたら後ろから捕まえてやるよ。」

と言って手をワキワキした。

「最悪。何なの?」

『莉緒 愛情大幅ダウン』

思惑通りすぎてうけるwww

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