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【裏話30】 賢者ルートへの誘導と貢ぎ体質の更生

坂本隆二(リュー/香坂流星)

はじまりの部屋アオ宅リビングに集まって作戦会議。建国祭の準備についての打ち合わせだ。

錬金術で料理をさせようとすると、基本ができていなくて再現されなかったのだとか。


「みつきとアオで料理を教えて、私が基本の錬金術を教える?」

「それだと二人の負担が多いだろ。レシピをライティングスキルで書いて配るか?」

「いや、識字率が低いんだ。」

「まじか。」


とあえて識字率アップを切り出し、俺の賢者ルートへ繋げる事に成功した。俺はライティングに多国語を読み込ませる事で翻訳と通訳できるスキルを得ている。この国の言語さえ取り込めば無双なのだ。


「それが、文字自体が少ないんだ。」

「はあ?!それでどうやって売買とか成立させんの?」

「小さい街だから何とかなってきたけど、これからの課題だよ。」

まじか。ええ、面倒臭いぞ?!


『既存の言語を使ってみれば?英語とか。』

「日本語よりは英語の方が文字が少ないか。ここの文字が分かれば一番馴染みがいいと思うけど。」

「話してるの日本語だから日本語の方が習得しやすいんじゃない?習得しやすさは言語圏によるっていうし。」

なんて事言いやがる莉緒!

「関屋さんが手伝ってくれんの?」

「私錬金術教えなきゃだから。」


お前俺に丸投げする気満々じゃねーか。手伝う気ないのに要望だけ言うなし!

「まずはこっちの言語探してみよう。」

アオは言う。そらそう。


「方針決まったね。じゃあ次は建国祭のレシピだよ。」

みつきにさらりと流される。くそっ!イラッとするう!


「ごめん、地球行くわ。建国祭メニューは任せる。俺どうせメシマズらしいし。」

「あの、坂本さん。」

「何?関屋さん。」

俺はため息を吐いて振り返る。

「な、なんでもない。」

『莉緒 愛情ダウン』

は?!


"リュー、昼要るなら2時間後に戻って。"

"いらね。偵察行くわ。関屋さんに日本語どんだけ字数多いか説明しといて。やるなら創造魔法でアオも手伝って。"

"ああ。分かった。英語なら、みつきと莉緒には僕が教えられるし、南の街でこの世界の文字調べて来ても良いし。"

"建国祭優先で。偵察の事まだ関屋さんに言うなよ?"

"分かってる。"


俺は地球に戻ってウエアに着替え、ロードバイクでバイク屋へ。秋月バイク店、秋月凱の実家だ。俺の大型二輪免許はこの為なのだろう。


秋月凱はバイク乗り。俺が乗れる様になって先に莉緒を乗せないと、バイクで二人乗りデートなんて莉緒ホイホイなのだ。だが莉緒は同じ条件ならば慣れた方を選ぶ。意外な事に愛陽曰く、最初から友好度を上げていくのが実は億劫な人間らしいのだ。いや、俺へのアグレッシブさは何だよ。

『顔の好みがドンピシャだから。』


もしかして俺のサポートキャラ当選は顔で選ばれた訳?!

『け、権限がありません?』

この野郎!!主を揶揄うとはいい度胸だ!表に出ろ!

『権限がありません。』

そらそうか。


だとしたら秋月凱が莉緒の好みから全く外れている事に少し違和感があるのだ。もしかしたら凱のパートナーは別かも知れないな。


というか、毎回ながらアオの丸投げにはうんざりする。しかも俺にバイク買ってくれようとするのとか本当にやめて欲しい。自分の物は自分で買える。俺にまで貢ぎ始めるとか意味不明なのだが。


『転移魔法の対価らしいから受け取ればよかったのに。』

アホか。どんだけ借り作りたくないんだよ。

男に依存されるとか寒気するわ。

『男からの貢がれは新たなパターンだよね。』

つか創造魔法で作ってくれんなら受け取らんことも無かったが!いやダメだ!あいつの貢ぎ体質を更生するのが課題なんだ!

てか一気に悪化しすぎだろ!八万円デートの次は家だぞ?!

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