表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

101/143

第81話 攻略対象、毒舌につき ――マウントは酒の肴に

結構ガッツリ寝て起きて地球に戻る。

"リュー、今日時間進めるから。"

"おかえり。了解"

"坂本さん、ありがとう。私の従魔のノッテが危なかったの。"

"なにそれ。何の話?"

"りお、リューは戻ってるから事情分かってないよ。"

佐々木さんは、事情を話して、時間の管理をしてる事をバラしても自分を助けようとしてくれて、そのお陰でノッテが泣いてる事に気付けた事にお礼を言った。

"あー。ごめん。俺小説の頭に日付付けてて。"

"いや、僕の性格知ってるからだよね?助かったよ。ループ回数の管理はこれからも頼む。"


そして佐々木さんは、坂本さんの小説データを自分のパソコンに取り込んで盗み見ていて、日付を付けている事を、そして今回から回数と時刻を付けている事を知っていたと謝罪をした。ハッキングスキルの事はまだ秘密らしい。

『リュー好感度アップ 絆アップ』

このタイミングは意味が分からない。

『おそらくアオの好感度又は絆が上がった事への感謝ですね。アオの攻略は難しいのでしょう。」

ええ。佐々木さん割とチョロいよ?


それから、坂本さんの提案で、偶然を装ってのじまんちで合流することに。

"ええ。それ大丈夫なの?"

"ハナさんが来てくれるなら多分お節介キャラでいける。むしろハナさんが居ながら一言も話さない今の状態の方が不自然だ。"

そうかなあ。


私と坂本さんがのじまんちのカウンターで柏木さんと雑談していると、佐々木さんとハナさんが店に入って来た。

「いらっしゃいませ。あ、横井さんと佐々木さん。」

「こんばんはー。ここに柏木さんが働いてるって金本さんに聞いて来たの。」

全然知らない名前だ。ここの常連の名前がすっと出るなんて横井さんはさすがの探偵である。


「今坂本さんと関屋さんも来てくれてるんです。」

と柏木さん。

私達は会釈だけして気まずいアピール。

「自治会メンバーで偶然会うなんて、これはそろそろ和解しろという神のお告げね!」

とハナさん。どんなお告げだ!話の持っていき方強引だぞ?


「そうですよねえ。先日の花見はさすがに空気悪かったですよ。坂本さんの今彼マウントが酷くて。わざわさ佐々木さんの話題を出してから人前で改めて告白とか割と酷いです。独占欲がヤバいと噂になってますよ?」

柏木さんが突然の毒舌全開だ。


「はあ?別に俺マウントとか取ってないし。ちゃんと佐々木さんと別れた事アピっとかないと妬み厨が変な噂流してくるんですよ。」

「いやそれをマウントって言うんです。」

「えっ…ちょ、柏木さん?」

佐々木さんは驚愕の表情で柏木さんを見る。

「いや、あなたそんなキャラでした?」

ハナさんは困惑する。

話には聞いていたけど実際に見ると驚きだ。


「ちょっとみつきちゃん、毒舌はやめてって。ごめんね空気悪くして。この子天然だから。」

いや確実に天然では無い。物凄い状況分析力的確だ。この人のキャラは誤魔化しても多分もう遅いと思うんだ。


ハナさんは私の右隣に座ったので、佐々木さんもその右に座り、二人ともハイボールを注文した。そして治癒をしながら早いペースで飲む。

「僕普段は飲まないですけどね、父も母も酒豪なんで強いです。」

"りお、柏木さん酒豪が好きみたいで飲めば好感度上がるよ?!君も飲みなよ!"

"はあ?飲むだけで好感度上がるとかチョロくない?"


私もハイボールを注文する。

「ウイスキー30ccで70kcalくらい?4杯までならまあ良いか。」

「関屋さん…あなたカロリー計算する必要ないでしよ。それにウイスキーの糖質はゼロよ。胃腸が心配だからつまみをを食べなさい。飲んだのと同量の水を飲むのよ?」

ハナさんはめちゃくちゃお節介だ。そして自分は水など飲んではいない。


「関屋さん、どんだけ太りたくないんですか!」

『柏木みつき 好感度アップ』

柏木さんはバカウケだ。

「じゃあ枝豆とササミの湯引きをください。僕らサイクリストはタンパク質も摂らないとね。」


「関屋さんこんなとこで何場違いな事言ってるの?僕別れて正解だよ。まさか坂本さんも同類とは思わなかったけどね。」

と佐々木さんが鼻で笑った。な、なにおう!お前も同類なのを私は知ってるぞ!!


私は一気にハイボールを煽った。


「柏木さん!おかわりで!!」

『柏木みつき 好感度アップ』

すると坂本さんは私の左手に自分の右手を重ねて私の耳に顔を寄せて言った。

「ほら、莉緒だめだろ?そんな飲み方しちゃ。お酒はゆっくり楽しまないと。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ