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創世の炎  作者: 凌の部屋
第2章 怒りと契約とターゲット
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第4話「最悪な事態と契約」

こんにちは、連日投稿です!

不死鳥のフェニックスと話した次の日、私は不安と恐怖の感覚が未だに残っていた。逆に不安と恐怖心が強くなりその事で、私は押し潰されそうになっていた。


(楓の家・楓視点)


「学校、行かないと」


私は不安と恐怖心で押し潰されそうになりつつも、それに負けず、いつも通り学校へ行く準備をして家を出た。そして、普段通り学校へ着くと、校門前で人だかりができていた。


「?」


私は何だろうと思って校庭の方を見てみると、校庭に巨大な竜巻が発生していた。数分間その場で立って見ていると--


(トントンッ!)


突然、誰かに肩を叩かれた。振り向くと葵先輩がいた。


「ついて来て!」


葵先輩は一言そう言うと、何処かに歩き始めた。私はそれについて行く。


「ここなら大丈夫ね。さて・・・焔さん突然だけど死んでくれる?」


葵先輩は私に、突然そう言ってきた。


「えっ!?葵先輩、冗談ですよね……?」


私は恐る恐る葵先輩に聞いた。


「本気よ?だから焔さん、死んで?」


この時、私は1つ確信した。


「貴女、誰?」


私は警戒心を強めて目の前の人物に聞いた。


「何を言ってるの?焔さん、私は水木 葵よ」


それを聞いて私は間違いはないと思った。


「堕天使・・・」


私がそう言った直後--


(ピクリッ!)


目の前の人物の眉がピクリと動いた。


「見破るとは流石だな、何故わかった?」


目の前の人物及び堕天使が姿を現した。


「私の呼び方で違和感があった。まず葵先輩は私のことを焔さんと呼ばない」


私は思った違和感を目の前の堕天使言う


「なるほど、な。そんな事はいい、死ね焔 楓‼︎」


私は怖くて足が動かなかった。あぁ、また死ぬんだ私。そう思って目を閉じた。その時だった--


「私の後輩に手を出さないでくれる?」


すると声が間近で聞こえた。


「ちっ、来たか。水木 葵!」


堕天使はそう呟いていた。


「私に化けて後輩を襲うとか最悪ね!」


葵先輩は怒っていた。


「そんな事知ったことか!今日こそ倒してやるぞ」


目の前の堕天使は本来の姿になった。


「楓さん、下がってて!」


「わかりました!」


葵先輩に言われた通り私は距離を取る。


「守護霊ウリエル召喚!」


葵先輩はそう叫ぶと姿が変わった。そして翼が生えていた。


「あれが、天使ウリエルの姿?」


私は葵先輩の姿を見て驚いていた。


「行くぞ!」


目の前の堕天使は、葵先輩に接近する


「勝負よ、堕天使アザゼル!!」


そう言うと葵先輩も堕天使の方へ飛んで接近して行く。そして--


(ドカッ、ドカッ、ドカーンッ!)


「喰らえ!必殺デススピアー」


堕天使アザゼルがそう叫ぶと紫色の槍が出現し、葵先輩の方へと向かって行く。


「葵先輩!!」


私は葵先輩の名前を叫ぶ


「大丈夫よ。守護・光の防壁」


葵先輩は返事をした後、両手を前にし防壁を出した。


(ギュイィィィィーーー)


アザゼルの槍が、葵先輩の光の防壁に直撃する。


「葵先輩・・・」


私は葵先輩の名前を呼んで見ている事しか出来ない。


「そんな、防壁など貫通してやる!ハァッ!!」


アザゼルがそう叫ぶと槍の威力が増した


(ギュイィィィィ!バキッ、バキッ)


「ぐっ、まずい・・・」


光の防壁にヒビが入り、葵先輩は焦り始めていた。


「いつまでも持つと思うなぁ!オラァッ」


(バキッ、バキッ、パキンッ!!)


「しまった!」


葵先輩の光の防壁は物凄い音ともに割れてしまった!そして--


(グサリッ!)


アザゼルが放った槍は葵先輩の身体を貫いた。


「カハァッ!」


葵先輩は槍で身体を貫ぬかれ吐血する


「葵先輩!!」


私は急いで葵先輩の元に駆け寄り、葵先輩をを抱える。


「逃げ……なさい……、楓……さん!」


葵先輩は苦しそうな状態で、私に逃げるように言う。


「私が逃げたら、葵先輩は!?」


私はそう言いながら涙を流す


「私の事はいいから……。逃げて!」


葵先輩は自身の事より私に逃げるように言う。


「葵先輩を置いて行けません!!」


私は泣きながら葵先輩に言った


「楓さん……。お願いだから……!」


葵先輩はどうしても私に逃げてほしいと言う。だけど私は葵先輩を置いて逃げる訳には行かなかった!


「ならば、お前も一緒に死ぬがいい!!必殺デススピアー!」


アザゼルはそう言うと、葵先輩を貫いた槍を再び出して私に向けて放った!


「逃げなさい、楓さん!!!」


葵先輩が叫ぶ


「くっ!(死にたくない!でも、避けられない!助けて!!!)」


アザゼルが放った槍が、私の目の前までやって来る。その瞬間--



(キンッ・ギュイィィィィン)



「えっ!?」


私が目を開けて見ると、赤い魔法陣見たいのが展開されていた!


「何だと!?」


その出来事にアザゼルも驚く


「これは……、まさか・・・」


葵先輩も驚いている様子だ


[楓、危なかったな!]


すると何処からか、聞き覚えのある声がした。


「この声・・・、もしかしてフェニックス?」


私はこの声の主の事を思い出していた。


「フェニックスだと!?」


私がそう言うと、アザゼルが再び驚く。


[そうだ!そして楓、契約の時だ‼︎]


フェニックスは未だ姿を現さず、声だけで返事をしている状態だった。


「契約・・・」


私はその言葉を聞いた瞬間、あの日の出来事を思い出していた。


[今契約しなければ、そこの彼女と共に死ぬ事になるぞ!]


フェニックスは少し慌てたように言う。多分、魔法陣みたいのが限界に近づいているのだろう!だとすれば早急に決めなければならない。私はまだ死にたくないし、それに葵先輩を守りたい!だから私は--


「わかった、契約よ!不死鳥のフェニックス!!」


私は強く叫ぶ、契約すると!


[この時を待っていたぞ、楓!!]


フェニックスがそう叫んだ直後、私の身体が赤く光りだした!そして燃えるような感覚になったのだった。

今回も読んでくれてありがとうございます

次回もありましたら読んでくれると嬉しいです。

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