第2話「実在する神話」
思いつく限り投稿予定です!
よろしくお願いします♪
水木 葵と謎の敵の戦いに巻き込まれた焔 楓は、謎の敵が放った槍が刺さり命を落とした。その後敵は消え、葵が楓の近くに行き楓を抱える。その後、楓が突然、光出し意識を取り戻したのだった。
(水木 葵の家・楓視点)
「ここが葵さんの家なんですね!」
私は葵さんの家の中を見る
「まぁ、1人暮らしだからかなり広く感じるけどね」
葵さんはそう言いつつ飲み物を持ってきてくれた。
「私、葵さんに聞きたい事があるのですが……」
私は葵さんに質問をする事にした。質問の事はもちろんあの竜巻と竜巻の中から感じた2つの気配だ。
「質問の内容は大体わかるわ。まず1つ約束してくる?他の誰にも話さないと!」
葵さんは真っ直ぐ私を見てそう言った
「わかりました、誰にも言いません」
私は返事と約束をした。
「なら、話すわ。まず、あの竜巻は堕天使が起こしたのよ」
葵さんは話し始めたかと思ったらとんでもない事を言ってきました。
「堕天使?神話のあれですか?そんなまさか・・・」
私は疑いながら葵さんの話を聞く
「そう、神話上の堕天使よ。その堕天使達が今、日本に攻めて来始めてるの」
葵さんは話し続ける。嘘はついてないように見える。私の感がそう言ってる
「堕天使なんて実在したんですね……」
私は未だに信じられずそう言葉にする
「堕天使だけではないわ。神、天使とかも実在するわ。そして私は、ある天使の力を持ってるの」
葵さんは堕天使だけでなく、神や天使等も実在すると言う。
「・・・信じられません」
私は頭の整理がつかなかった。だっていきなり堕天使やら神や天使とかの神話の話しを始められてもサッパリなのだ。
「信じられないのも無理はないわ。だって普通の人間には自然災害としてしか認識出来ないんだもの」
葵さんは普通の人間には堕天使とかは認識出来ないと言った。・・・あれ?では何故私は認識出来たのか?葵さんは先ほど言ったある天使の力を持ってるから分かるけど、なら私は?力も持たない私が何故力を認識出来たのか?まぁかなり霊感が強いくらいはあるけれど、それで力を認識できるものなのだろうか……。私は、気になっていた
「私、何の力を持たないのに、認識出来ましたよ?」
私はそう葵さんに言ってみた
「え、嘘でしょ⁉︎普通の人間には見えないはずよ」
すると葵さんは驚きながらそう言う
「まぁ、力はないですけど、霊感がかなり強いくらいですね。葵さんに会った時から違和感感じてるんですよね~。それがもしかして天使の力なんですか?」
私はもう1つ気になっていた事を聞いてみた
「もしかして見えてるの?」
葵さんはそう聞いてきた。
「見えてますよ。まぁ、見えてるのは、オーラみたいな感じですけど」
私は正直に言った。ちなみに嘘はついていない。私には見えているのだ、オーラみたいのがはっきりと。
「そうなのね……」
そう言うと葵さんは何か考えるように下を向いていた。
「気味悪いですよね・・・。ごめんなさい!」
私はそう言って葵さんに謝った
「そんな事ないわ。それにそれを言ったら私だって同じようなものだし」
私が謝ると葵さんは、そう言ってくれた。それを聞いた私は少し気が晴れた。
「そうなんですか?」
私はあえて聞いてみた
「だってそうでしょう。それより気になる事があるのだけどいいかしら?」
葵さんは返事をすると、私の方を見て言った。
「何ですか?」
私も気になったので、聞いた。
「・・・貴女何者?」
すると葵さんの顔が険しくなり、私に聞いてきた。
「何者って、普通の人間ですよ?」
私は戸惑いなく答えた。
「そう、なら別にいいわ。けど、楓さん貴女は堕天使に目を付けられた。それに貴女は一度死んだのよ。そして生き返った、まるで不死鳥のようにね……」
葵さんは真剣にそう言った
「不死鳥?それって不死鳥のフェニックスの事ですよね?」
私は葵さんの不死鳥と言う言葉で神話系の本で読んだ、事を軽く思い出していた。
「そう、不死鳥のフェニックス。炎が消えない限り何度でも蘇ると言う伝説の鳥よ!」
葵さんは不死鳥のフェニックスの事を詳しく教えてくれた。
「まさか、私の中にいるとか……?」
私は苦笑いしながら言った
「そんな事はないと思うけど。(でも、楓さんが生き返ったのは事実。だとすると、もしかしたら……)
葵さんはそう言いつつも深く考えているようだった。数分間静止が訪れる
「葵さん……?」
私は静止が我慢出来ず、葵さんの名前を呼んでしまった。
「あっ、ごめんなさい。考えに夢中になってしまって!」
私が呼ぶと、葵さんは我に返った。
「い、いえ大丈夫です!それで、私はどうすればいいですか?」
私は慌てて大丈夫だと言った。そして今後の事を聞いてみた。
「そうね、堕天使に目を付けられたとなると危険かもね。私がいれば安全なんだけど、いつも一緒に居られるわけじゃないからね!どうしましょうか……?」
葵さんはまた考える素振りを見せた。
「一応、普段通りで大丈夫なんじゃないですか?」
この時の私は、自分の事は大丈夫だと軽く思っていた……。しかし数日後、私自身が、再び危機に陥り戦いに巻き込まれるとは思ってもいなかった。
読んでくれてありがとうございます♪