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仲間と家が増えました!!

観覧感謝します!

私は今、異世界に来て改めて自分の能力が便利だと気付かされた。

そうなった経緯について話そうと思う。 


少し前に異世界を楽しむ事を決意してペット(?)のスライムを連れて森の素材を採取していた。

流石スキルMAXと言うべきか視界に映っている木や石までもが一斉に素材になったのだ。

これが楽しすぎ素材になったものを保管しながら森林破壊を楽しんでいた。

少しして目の前にスキルを見ることの出来る《コマンド》が表示された。


〈家を作成出来るようになりました〉


どうやら家を建てれるだけの素材を取っていたらしい。

そんなに集めたのか私…と感心した。

家があれば異世界生活が楽しめるし建ててしまおうと考えた私は見晴らしのいい場所に建てたいと思い探すために歩き出す。


それにしても見晴らしがいい場所なんてあるかなぁ…。

周りを見渡せると何かと便利だし歩くしかないっか。

歩いてるうちに何か出たらどうしよう…。


ぶつぶつと呟きながら歩いているとガサっという音と共にグルゥッという唸り声が聞こえてつい立ち止まる。

これは英語でベアーとかゆう生き物では…!!?と固まる。

しかしいつまで経っても音の犯人が来ないので気になってしまいスライムを手で持ち近寄ることにした。

するとクマと同じ形だが毛が白く目が赤い獣が後ろ足を怪我したのか横たわり痛みに耐えていた。

流石にこれを無視することもできずにゆっくりと近づくと抵抗する気力がないのか怪我してる足までたどり着けた。


これ【癒し】で治る…?

転んで高所から落ちた時に獲得したスキルなんだけど…。

物は試しだやってみよ〜!


後ろ足の傷に手をかざし「治れ」と唱える。

怪我の状態が酷いのか何度も唱えて傷を塞いでいく。

やっとの思いで直し終えるとスキルが上がったのかコマンドが出てくる。


〈癒しスキルが3に上がりました〉

〈セイカレドベアーが仲間になりました〉

〈職業ビーストテイマーを取得しました〉


うっそぉ…。

この白いのってゲット出来るんだ…。

スライムが嬉しそうだしいいけど…。

こんな簡単に捕まるなんてこの世界の生き物チョロすぎない…??


えぇ….と困惑して捕まえた二匹を見る。

がモフモフしたものとタプタプしたものが戯れているのを見てどうでも良くなる。


とは言え名前付けなきゃ…。

流石にスライムとクマとは呼べないし。

う〜ん。


どうしようと考えてつけた名前がスイム(スライム)とセイレ(クマ)と言う名前だった。

二匹は喜んでくれたようだから深くは考えないが安直な名前にしちゃったかな?と少し罪悪感を感じる。

そうだ見晴らしのいい場所!!と今になって気づく。


そういえばセイレを捕まえた時に見たけど騎乗できるって書いてたっけ?

素直に頼めばのせてくれるかな?

スイムが頭に乗ってるくらいだし大丈夫そうかなぁ?


恐る恐るセイレに近づき乗せて欲しいと頼んでみる。

すると乗せることにあまり抵抗がないらしくすんなりと乗らせてくれた。

が足が地面につかないので少し恐怖を感じるが便利な事には変わらないので慣れる事にして移動を開始した。

少しして騎乗にも慣れてきてモフモフを堪能できるようになった頃開けた場所に出た。

近くには見晴らしのいい崖もあり海も見えるのでここにしようかと考えセイレから降りる。


家って簡単に建てられるのかな?

というか結構材料集めたけどどんな家になるの?


分からないなぁと思いながら早速「作れ」と唱える。

家の形がどんどん出来ていく。

30分くらいする頃には目の前に普通の一軒家より少し大きめで柵まであるの家が立っていて感動した。


まさか私が素材を集めてる間にこんな豪華な家が出来るなんて…。

ちゃっかり二匹の家もあるし…。

食料調達と材料した甲斐があった…。

けどもしかしたら外装だけ豪華なのかも!

入ってみなきゃ!!


二匹にここが君達の家だよと伝えて自分も建てられた家に入る。

すると家具こそないものの石を多めに集めた甲斐がありキッチンや風呂場なども充実していた。


おぉ〜!豪華だぁ〜!

スイムとセイレ達の狩りのおかげで肉も毛皮もあるし使えそうな植物も取れた(毒の植物を誤って取ったのはノーカン)し快適な家にできそう!!


わーいと両手を上げると余分に取った素材とコマンドによる作成できるものリストを使い家具や道具などを作り始めた。

終わる頃には夜になっていたが普通の家よりも充実した物が作れたので満足していた。

がここで一つ気づく。

食事…どうしよう…とセイレは生肉でもいいとしてスイムと私の食べ物だ。

もちろん肉や食べられそうな植物、調味料っぽいものは取れるだけ取ってきた。

が元の世界にスライムなんてものはもちろんおらず森の中だし聞ける人もいない。

それに自分だって料理などしても炭と有機物の成れの果てしか作れないのだ。

これは餓死するしかないか…??と絶望してながらとりあえずキッチンに立つ。


あぁ…どうしよう…。

自分の食べ物を胃に入れて死にたくないし…。

キッチン用品とか揃えたって作れなきゃ意味ないじゃぁん!!

そういうスキルくれよぉ!!


心の声を大にして叫ぶとコマンドが表示される。


〈料理作成スキルを取得しました〉

〈職業未熟料理人を取得しました〉


作成可能

〈ステーキ〉

〈肉じゃが〉

〈野菜炒め〉

〈サラダ〉


うっそぉ…スキルってこんなことできるのぉ…と思いながら好奇心で表示されたものを全部作る事にした。

「調理!」と言うとキッチン用品が一斉に動き出した。

これ軽くホラーだなぁと考えながら二匹にも餌を与えに行く事にした。


セイレは肉でいいけどスイムはわからない…。

まぁ肉と野菜っぽいのどっちも置いておけばいっか!


ナイスアイデア!と言わんばかりに早速2匹に食料を差し出す。

これでいいかなぁと考えて料理が出来るまで観察する事にした。

セイレは肉に齧り付いて食べ始めたがそれよりもスイムの食べ方に目を奪われてそれどころではなかった。

何とスイムは雑食でしかも丸呑みという食事方法だったのだ。

スイムをよく見ると消化がまだなのか紫色の体の中に取り込んだ食材達が鎮座していた。

よく聞くとジュゥゥウという小さな音を発しているため消化の最中なのだろう。

スライムすっご!と思いながらセイレの方も見るとクリオネの捕食シーンのような光景が目に映り咄嗟に視線を外し家に戻った。

家に入った途端鼻腔をくすぐるいい匂いがしてワクワクしながら部屋のリビングに行く。

テーブルの上には料理された食べ物達があり目を輝かせながら椅子についた。

いただきますをして早々に箸で料理を食べて行く。

作った覚えの無い調味料がふんだんに使われておりすぐに平らげてしまった。

木製の食器などを石のシンクに置きふと調理台を見ると料理作成スキルにより作られたであろう調味料達が並んでいた。

気になってコマンドでスキルを見ると料理作成スキルが2に上がっており未熟料理人から一般料理人に進化していた!

わぁ一般料理人って調味料作れるんだなぁと麻痺した感覚で褒めると優秀なコマンドが表示された。


〈洗浄スキルを取得しました〉

〈職業食器洗浄人を取得しました〉


パチパチと拍手をして「洗浄」と唱えると保管によってある程度確保された水が出される食器達が水洗いされ出したのをみて本当に凄いなと感動してあるところに向かう。

風呂場である。

女子高生は一日風呂を入らないだけで死ぬ生き物なのだ。

服を脱ぎ保管していた水を狩りの時に覚えたファイヤーでお湯にしてバスタブに貼っていたのでいい湯加減だろうなとウキウキしながら歩いて行く。

ゆっくりと体を入れると少し暑い温度が体を温める。

少しのぼせたぐらいでお風呂を上がり自分でデザインし作ったワンピースの寝巻きを着て自分の部屋へ向かう。

部屋に入ると真っ先にベットへ直行し明日は何しよっかなぁと考えてるうちに眠りについた。

次の話ものんびり更新していきます!

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