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衝撃の事実

俺、スラさん、王は、互いにステータスを見せ合うことになった。


「まずは、俺ですね。」


タロウがステータスを見せるとスラさんは愕然としていた。


「攻撃力がF?何てことだ……」

「なんで、そんなに驚いてるんですか?レベル1なら仕方ないんじゃ。」

「いや、一般にステータスはE~Aの順に高くなる」

「へ?」

「そして、F、これは高くならん。永遠にこのままなのだ。」

「ハァ~?それじゃあ、俺は、弱いままなんですか?あっ、でも武器が使えれば……」

「攻撃力が最低の者がいくら強い武器を使ったところで宝の持ち腐れだ。」

「そ、そんな。」


これがブラックが驚いてた理由か。


「タロウのステータスを見る限り、強い仲間を召喚し、共に戦うことが前提とされているのだろう」

「俺まさかの他力本願かよ……」

「ま、タロウ俺が居るんだ安心しろよ!」


ス、スラさん。俺が勝手に召喚したのに何て優しいんだ。なんだろう、下腹部がキュンキュンする気がするね。気のせいだろうけど。

  

「たしかにスラもいる。しかしこのステータスはレベル1では破格だぞ?ある程度育った兵士の平均がオールCというところだ」

 

 そう考えると確かに高いな。攻撃力はないけどな!


「じゃあ、次は俺だな!」


そういうと俺のスラ様がステータスを見せた。


「ほう、これは中々のステータスだ、レベル10の平均はDといわれているし相当に強いの。流石に勇者と言うところか」

「スラ様かっこいい!」

「おい、タロウ何か気持ち悪い、その言い方やめろ!」

「は~い」


 因みにオールDは見習い兵士クラスらしい。


「しかし、戦闘経験が共有とは、元々召喚士と魔物は共有するからの、そこはちょっと残念だな」


「最後は儂か」


ここで、俺とスラさんは衝撃の事実を知るんだ。

そういえば、能力のレベルは5が最大らしい。そして、本人のレベルは人によるらしいんだ。要は人のレベルの限界値は人によるらしい。


ということで、王のステータスを見せてもらった。


〈ステータス〉


ブルー=エメラルド


レベル99


体力A

魔力A

攻撃力A

防御力A

素早さB


能力

王の資質レベル-

王の風格レベル5

威風堂々レベル5

真実の眼レベル5

エメラルドドラゴンの友レベル-


魔法

古代土魔法-天変地異-

原始光魔法-天使の口付け- 


王の資質

王になるために生まれた者が持つ。同種族への統率・魅力・交渉力レベル5と同等


王の風格

王たる発する風格。同種族への精神耐性・威圧レベル5と同等


威風堂々

王としての能力が、他種族にも及ぶ。


真実の眼

嘘を見破る。見破れるかは能力のレベルによる。同レベル同士は見破れない。


エメラルドドラゴンの友

上位龍エメラルドドラゴンの友の証。龍の言語を理解できる。


「「ハァ~?強すぎだろ!」」


俺とスラさんは、叫んだ。おかしいと思ったんだよなぁ。いくら契約があるといえブラックさんしか王の付き人が居ないんだもん。そりゃ、この強さなら納得だわ。

すると、ブラックが誇らしげに何かいい始めた。


「当たり前であろう、王は、総てにおいてこの国の頂点なのだ。幼少期は麒麟児といわれ、その才能は、歴代一と言われておる。

今でもエメラルド王国にブルー有りといわれ、他国から恐れられているのだぞ!」


「なんで、そんな強いのに俺を呼んだんだよ!」

「儂はこの国の最終防衛ラインなのだ。故にここの離れるかとができん。そのためそちを呼んだのだ」

「ところで王よ古代魔法と原始光魔法ってなんだ?」

と、スラさんが聞いた。


「古代魔法は古代に作られた魔法だ。しかしその威力が凄まじいい故に使い手を限定して承継されてきたものだ。原子魔法は古代魔法よりも前すなわち魔法の始まりの時に生まれた魔法だ。原始光魔法であれば、光魔法が今の形になる前に生まれた魔法だ。その効果は絶大だが、光魔法が使えなくなる。儂もこの魔法を覚えたとたん光魔法が使えん。」


要は魔法と原始魔法は別。古代魔法は魔法のくくりになるということらしいな。


「でも、その分強力なんだろが不便ではないか?」

「うむ。完全回復の魔法だ。欠損も治る唯一の魔法だな。ただ、詳しくは教えられないが連続で使えるわけではない。

不便という点についてだが、原始魔法が廃れたのは汎用性が乏しいうえに使える者が限られたせいだ。要は適性があるものが限りなく少ない。そうであれば習得しているべきだし、光魔法は身近に使えるものがいるのでなその者に任せておる。故に不便は織り込み済みだ」


この王様チートすぎる……


「さて、これでお互いのことがわかったのだ。そろそろ今後の話をしようではないか」


こうして、俺達は、衝撃の事実を知ったあと、今後について話すことになった。


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