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Aランク

ブクマ増えてて嬉しかったです。ありがとうございます!


あとユニーク1000越えました。こちらも合わせて感謝です!


平日は12時頃の更新予定です。


毎日は厳しいかもしれません。

 突然現れた謎の二人組。誰だ?なぜ、後ろの男性は椅子に座っているのだろうか。それも王様が座るような椅子に。疑問はつきないが今はそれどころではない話を進めよう。


 「あなたたちは?」

 「ん?そちらと同じ冒険者だよ」

 「援軍か。助かる!魔法は使えるか?」

 「まるで一緒に戦うかのような発言だの」

 「違うのか?」

 「うむ。そちらはお役御免だ」

 「な」


 スラさんは男の発言に驚いていた。相手はAランクの魔物だ。なのに目の前の二人組はそれを二人だけで倒そうとしている。


 「危険だ!」

 「そちらがな」

 「え」

 「相当消耗しておろう。それでは無駄死にだ」

 「しかし━━」

 「黙れ」


 椅子に座った男の一言で俺たちは何も話せなくなる。とてつもない圧力だ。

 

 「まあ、見ていろ。セバス」

 「は」

 「やれ」

 「御意」


 一瞬だった。セバスという老齢の執事風の男性がメガヘドラーの前に現れたかと思うと腰に下げたレイピアで連続突きをする。それが当たると内部からギガヘドラーが爆発した。

 しかし、メガヘドラーもそれだけではやられない。酸の塊を上空に噴出し酸の雨を拭かせる。もっとも、それも意味をなさなかった。

 セバスは右足を軸足として一回転すると、その風圧で周囲の酸は吹き飛ばされる。その描いた弧の周囲が酸によりジュウジュウと音をあげる。

 次にメガヘドラーは俺たちには見せなかった攻撃をする。毒ガスを勢いよく噴出したのだ。それに対してセバスは指揮棒を振るようにレイピアを振るうとガスは霧散してしまった。


 「強い……」


 俺はそうつぶやくことしかできなかった。スラさん達も唖然としている。


 メガヘドラーはセバスを倒せないと判断したのか椅子に座った男に目を向けた。メガヘドラーは銃口のような突起を複数展開。毒のガトリングを撃ってきた。


 「ディナイ」


 椅子に座った男は肘掛に肘を乗せ右手で顎を支えた状態のままそうつぶやく。すると、男にたどり着く前にすべての毒が何かにぶつかるかのように空中で止まり砂に落ちた。


 「ほう、魔物よ我に手を出すか……そうか……セバスより弱く見えたか……。

 図に乗るなよ、このヘドロ野郎が!ジャッジメント!」


 ヒュン、男がそうつぶやくと光の柱がギヘドラーに叩き落される。


 シュー、ゴォーブオン。


 騒音とともにすごい風であたりが吹き飛ばされる。


 「く、なんなんだよ、これ!」


 砂煙が収まったとき、そこにはギガヘドラーの姿はなかった。


 「セバス、奴は?」

 「はい、完全に消滅したようです。流石でございます」

 「うむ」


こうして俺たちが苦戦したビッグヘドラーは一瞬で倒された。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「そちらも無事かの?」

「はい、助けていただいたようでありがとうございます」

「よいよい、国民の救うのは王族の義務だ」

「王族!?」

「おお、そうか言って居らんかったの。わらわは偉大なる王、ブルー=エメラルドが息子、ゴールド=エメラルドだ。そして、隣の男が執事のセバスだ」

「セバスです。以後お見知りおきを」


あの王様の息子?そりゃ強いわけだ。あれ?冒険者では?


「王族とは知らず、失礼いたしました」

「良いのだ。今はA級冒険者としてここにいる。堅苦しくしなくてよい」


A級!?


なんでこんな驚くことが多いんだ。いや、A級の魔物を倒したんだA級じゃないという方が不自然かもしれない。というか、A級でもかなり上位だろう。魔物のランクと人とでは同じランクでも強さが異なる。それは人にとっての強さは武器であり数であるからだ。にもかかわらずこの二人は一人であっさりとA級の魔物を倒せるわけだ。


「色々聞きたいこともあるだろうが、今は優先すべきことがあるな。セバスよ」

「は、海岸の毒はメガヘドラーの固有毒です。この毒は滞留しますが故、放っておくのはまずいと思います」

「うむ。じゃ、さっそく。ハイエリアキュア!」


王子がそういうと海が白く輝く。そして輝きが収まった時にはそれまでは異臭がしていた海がさわやかな潮の香に満たされていた。

スラミは同じ回復職としてそのすごさを感じたのか口をポカーンと開けている。


「これで大丈夫かの。して、そちらの名を聞こうかの?」

「は、はい私は……」


俺たちは全員で自己紹介をした。もちろんスラゴンもだ。


「そうか、そちらが父上の言っていた。なるほど」

「すでに我々のことをご存じで?」

「うむ。父上から手紙をもらっての事の一部始終は知っている。手間を掛けさせて申し訳ないな」


なるほど、情報は共有済みか。


「その上で一言いいか?」

「なんでしょうか?」


「たしかに、あれはA級の魔物だ。しかし、限りにくBに近い魔物だ。まぁ、もちろんこちらに来てまだ日もたいして経っていないというのもわかる、という諸々の事情を知った上であえていわせてもらう」


ごくりと俺は喉をならす。


「そちら弱すぎないか?」


それはあまりにも唐突で残酷な一言だった。

戦隊物では赤より黒派です。メリ◯ダスよりエスカ◯ール。

皆様はどうでしょうか?


読んでいただきありがとうございます。


評価ブクマよろしくお願いいたします。


泣いて喜びます。

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