表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/40

台風前の静けさ

 精霊が肉体を取り戻したころ……。


 「む、私の隷属魔法が解かれましたね」

 「おいおいまじかよ」

 「ええ、まじです」

 「うーん、またまた邪魔が入ったということですかね」

 「しかし、どうやって解除したんだ?」

 「そこまでは私もわかりかねますね。まあ良いでしょう。碌に操ることもできない状態でしたし」

 「それはそうと、魔物の育成は?」

 「出来ている。いつでも解き放てるぞ」

 「では、そちらの計画に変更ですかね?」

 「ああ、そうだな。海が資源の町だ。こいつは相当活躍するだろう。ぶっちゃけ精霊が暴れるよりきついだろうよ」


 鈴木達は知らない。シータウンに危機が迫っていることを。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 俺たちは精霊と別れて宿に戻った。精霊は仲間の下へ戻るらしい。


 「また会ったらよろしくね!」


 そういうと精霊は姿を消していったんだ。


 「ところでスズキ、次はどこへ行こうか」

 「うーんどうしようかな。ルルたちにおすすめの場所聞いてみようよ」

 「そうだな」


 「おかえりなさい」


 宿に着くと女将さんがいた。


 「幽霊どうなりましたか?」

 「どうやら成仏したみたいですよ?もう姿を見せないと思います」

 「ほんとですか?ありがとうございます!あの洞窟でしか取れない貝があるので助かります」


 俺達は精霊については情報を伏せることにした。精霊によるとどうやらこちらの世界でも、精霊は空想上の生き物と考えらえているらしく、本当にいると知られれば精霊に危険が及ぶ恐れがあるからだ。実際に今回は精霊を狙ったものがいたわけだし、警戒しすぎということもないだろう。

 今回の精霊が見つかったのもかなりイレギュラーだったわけだ。


 「女将さん俺達そろそろこの町を出ようと思うんだけど、おすすめの町とかあるかな?」

 「うーん、スズキさん達は冒険者なのよね?ならやっぱりウェポンタウンじゃないかしら?鍛冶の町よ」


 鍛冶!となると……


 「ドワーフとかいますかね?」

 「そりゃドワーフの町だもん、いるわよ」


 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!ファンタジーといえば剣と魔法そして、空想上の種族。ドワーフに会えるかと思うとオラわくわくすっぞ。


 「あら、スズキさんうれしそうね」

 「ええ、ドワーフは見たことないので。スラさんもいいかな?」

 「構わないぞ、そろそろ防具も新調したいしな」


 そうなのだ、俺達は度重なる戦いで防具が結構ガタが来ていた。王都では武器しか新調できていない。


 「じゃあ、決まりだね」

 「スズキさん達はいつ頃出発なさるの?」

 「そうですね、少なくともあと3日はいるよね、スラさん?」

 「そうだな、資金つくりのために依頼もこなすし、準備にも時間がいるしな」

 「わかりました。それではそれまではうちでゆっくりしっていってくださいね」


 それから数日間俺たちは依頼をこなしまくり30万Gほどの資金を貯めた。そして、準備も終え、明日にでも発とうとしていた時にそれは起きた。



 「うわー、なんだあれは!?」

 「海が、俺たちの海が!」

 「なんて臭いだ!」



 俺たちが依頼から戻ると町が騒がしかった。


 「おい、何があったんだ?」


 スラさんがすれ違う町の人に尋ねる。


 「海が急に汚染されたんだ!もうこの町はお終いだ……」


そういうと町人はどこかへと駆けていった。




シータウンが存亡の危機に直面していた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ