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ギルドへ

本日2話目です。よろしくお願いいたします。

 ルルのお父さんによると、明日の朝最高の食材を仕入れてくれるということで今日は普通の夕食を提供してもらった。

 海藻サラダに、あら汁、米、魚の塩焼きという海産物のフルコースだった。

米はいいよね。ほんといいよね。感動です。こちらの世界は洋食が主流だったためかとても懐かしく旨かった。なつかしさ故に旨いというわけではなく、味もいい塩梅だった。これは明日も期待できる。

 ルルたちは明日の食事もスラミさんに食べて欲しいということでスラミさんはこちらの世界に一泊することになった。

正直ここで帰還されても召喚のことを話さなければならないしそうなるとスラミさんが魔物であることを言わざるを得ないわけで俺的には助かった。

俺が両親が心配しないか聞いたところ、すでにスラさんとスラミさんのことはあちらの身内に伝えてくれているそうだ。お手数お掛けして申し訳ない。

 俺たちはこの町の幽霊事件について話すとスラミさんはとても興味をもった。そこで、スラミさんも明日は一緒にギルドで情報収集をすることになった。


 タラリラタッタター


 夜が明け日が昇るとルルが朝食ができたことを教えてくれた。


 朝食は、のり、あら汁、野菜サラダ、ご飯、茹肉というメニューだ。これまたおいしくいただいた。


 「スズキさん達は今日はどうするの?」

 「ギルドに行って幽霊について調べてみようと思っているよ」

 「私は北の洞窟で幽霊にあったので、その周辺の情報に絞るといいかもしれません」

 「ありがとう女将さん」


 スラミさんのおかげで回復したルルのお母さんは宿の女将として復帰していた。「旦那と娘には休むように言われたけど絶好調すぎて寝てられないわ」とのことである。母は強し。

俺たちは朝食を終え、身なりを整えるとギルドに向かった。


 「そういえばスラミさんは冒険者登録するの?」

 「ねぇ、前から思ってたんだけどなんで私のことさん付けなの?スラミでいいわよ」

 「いやー迷惑かけてるしね、自然にさんがついちゃうというか」

 「じゃあ、今から無しね」

 「はぁ」

 「スラにもさんつけてるね、スラは嫌じゃないの?」

 「俺もつけなくていいぞ」

 「いや、スラさんは無理」

 「何故だ?」

 「なんでも」


 スラさんにはほんとにお世話になっている。それにスラさんてアニキって感じがするんだよね。呼び捨てなんて俺にはできない。


 「で、スラミは登録するの?」

 「いや、いいわ。というか魔物は登録出来るの?」


 そういえばスラミは王の身元保証書がないんだ。俺は事情をスラミに話す。


 「ごめんスラミ、機会があれば貰っておくよ」

 「気にしてないわ」


 

 ほんと姉御肌だよな。さん付けたいわ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 

 シータウンの冒険者ギルドは海の家かという感じの解放感ある建物だった。ギルドに着くと俺たちは受付へ。


 「おはようございます。幽霊の件についてお聞きしたいんですが」

 「おはようございます。幽霊の件ですね、ギルドカードをお見せいただけますか?はい、結構です。では、少々お待ちください」


 幽霊の件は多くの人が聞きにくるのだろう。受付は慣れた手つきで資料を用意してきた。


 「外への持ち出しは禁止となっております。メモは構いません。読み終わったら受付に返却ください」

 「ありがとうございます」


 俺達はギルドの机で各々読み始めた。目撃情報はかなりたくさんある。海辺には洞窟が結構あるようだ。その中でも女将さんが出会ったという北の洞窟の目撃情報が多い。


 「スラさん、やっぱり北の洞窟みたいだね」

 「なあスズキ、本当に調べるのか?」

 「えっ?」

 

 やっぱりスラさん幽霊苦手なのかな?


 「スラ、何言ってるのよ、私がいる今がチャンスじゃない」

 「し、しかし、どうやって攻撃をあてれば?」

 

 たしかに、情報によると攻撃があたらないと書かれている。

 

 「ん?スラさん待って、光魔法を使用した情報がないよ?」

 「あら本当ね。なら、光魔法なら当たるんじゃない?」

 「おいおい、そんな不確かな推測で戦うのか?」

 「もう、うだうだうるさいわね、さては幽霊が怖いのね?安心なさい、呪われても私が治してあげるから」

 「こ、怖くなどない!」


 二人が言い合いを始める。


 「二人とも落ち着いてくれよ」

 「すまん」「ごめん」


まさかさっきまで兄、姉のように感じた二人をすぐに諌めることになるとは思わなんだ。


 「あと、情報によると攻撃された人はいないみたいだね、そうなると女将さんはどうして?」

 「本当だな。今日帰ったら女将さんにも事情を聴いてみよう」

 「そうね」


 「幽霊のいる洞窟に行くか行かないかにかかわらず、魔物の情報も調べておこう。少しはこの町でも依頼をやっておきたい」

 「そうだな」


 俺たちは魔物の情報も確認した。他にも地理や素材の生息地などを確認するなどしてギルドで過ごした。


 「どうだスズキ、まだ夕飯まで時間はある。少し討伐系の依頼でもこなさないか?スラミが動けるかも見れるしな」

 「俺はいいけどスラミは?」

 「いいわよ」

 「じゃあ、このD級のシーゴブリンの討伐にしますか」

 「「了解」」


 「すいません、こちらの依頼をやりたいんですが」

 「承知しました。……受理しました。お気をつけていってらしてください」

 「ありがとうございます」


 俺たちはシーゴブリンがいるという海辺の南側の洞窟へ向かった。

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