救出作戦
1話を長めにする予定です。何話かを1つにまとめたいなぁと。
やはり1話3000〜5000程度がいいのでしょうか?
スラゴンが送り出したその日、夜が明けてもスラゴンは帰ってこなかった。そこら辺の魔物にスラゴンが負けるとは思えないが、無事なんだろうか。
「スラさん、スラゴンは無事なの?」
「ああ、俺とスラゴンはテイマー契約を結んでいるようなものだからな、もしスラゴンが消滅すればすぐにわかる」
「そっか、じゃあとりあえず安心かな」
「うお、村にスライムが入り込んでるぞ!倒せ!」
スラゴンだ、止めなきゃ。俺がそう思っているとすでにスラさんが村人の下へ向かっていた。
「そのスライムは俺の仲間だ、危害を加えることはないから安心してくれ」
「そうなのか?ああたしかに使い魔の証がついてるな。わかった。みんな武器を下ろしてくれ」
一人の男性がそういうと村人は持っていた鍬や斧を下ろした。
村人は食料不足やいつ盗賊が襲ってくるかわからない恐怖のせいか頭がよく回らないようだ。あんなに分かりやすく使い魔の証がついているのに気付かない。
彼らの顔はやつれ目には隈がある。まるで二徹で仕事をしたときの俺のようだ。いや、もっとひどいか。
「使い魔だとしても魔物であることに違いはない。今度からは放し飼いにはしない方がいい。今の村の状況からすると正常に判断できるやつは少ないだろうし。まぁ俺もその一人なんだが」
「お気遣い感謝する」
そういうとスラさんは俺のもとにスラゴンと戻ってきた。
実は救出作戦については村長と秘密にしている。何をきっかけにばれるかわからなかったからだ。
「どうやらスラゴンがアジトを見つけたようだ。村長に報告に行こう」
そのまま村長宅へ向かう。
コンコン
「村長、スズキです」
「おお、待っておりました」
「して、アジトは見つかりましたかな?」
「ああ、発見した。ここから2時間ほどのところにあるらしい」
「ほう、お主スライムと話せるのか?」
「なに、動作とかで伝わるのさ。スラゴンは人語を理解できるからな」
本当はスラさんもスライムだからなんだけどね。
「優秀な使い魔ですの。して、決行はいつですじゃ?」
「今夜にでも向かおうかと」
「承知いたしましたじゃ。よろしくお願いいたします」
こうして俺たちは村長宅を後にして夜まで各々準備をした。
タラリラタッタター(某BGM)
夕暮れ時となると俺達は村人にばれないようにひっそりと村を抜けた。スラゴンを先頭に進む。まだ完全に日が落ちたわけではなく視界も良好だ。
歩き始めて2時間俺たちは岩の壁の前にいた。
「スラゴン、ここ?」
プルン
「どうやら隠し扉のようになっているみたいだな」
「どうしようか」
「こんな作戦で行こう」
「どんな?」
ゴニョゴニョ
流石スラさんだ。
俺たちは洞窟の入り口と思われる付近で夜になるのを待った。
本日二度目の~タラリラタッタター
「そろそろだな、スズキよ作戦実行だ」
スラさんは入り口付近で全力のファイヤーボールを放つ。
ドーーーーーーーーーーーン!
それと同時に俺は全員に黒霧をまとわせる。
ガラ
「何だこれ?火?敵か?」
「くそとりあえず消火だ、水持ってこい!」
「今だ!」
ビュッビュッ
スラゴンが扉から出てきた二人を気絶させる。
「成功だな」
こうして俺たちは盗賊のアジトの侵入に成功した。
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