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世界がオワリかけている  作者: 緋龍 礼樹
1/1

いつもの日常

更新遅め。

いつもと変わらない平凡な日常。

天気は晴れ。

今日は数学のテストだと思い出しながら学校へ登校。

教室に行くと、珍しく誰もいない。

変わったこともあるもんだと思いながら席に着く。

数分経つと人が集まってきた。

俺と仲の良い友達、宇和希うわき如月きさらぎだ。


「よー、鳴海。おはよ!」


宇和希は一言でいうと馬鹿。

勉強も苦手で頭が悪い。だが、運動神経が良く体力がある。


「おはよう、蒼。」


如月は優秀。

頭が良い。IQは確か160。だが、運動神経がない。体力無い。

だがしかし、2人はイケメンだ!

――――くそう、滅びろイケメンめ!

などと、心の中で思っているとチャイムが鳴る。


「じゃ、俺席につくわ。」


「またあとで話そう。」


2人はそう言って席に戻る。

一時間目は数学。テストだ。


「はい、じゃあみんな席についてー」


お年を召した、小林先生だ。

頭はバーコード、まではいかないがだいぶ薄い。


「キャアアアー!」


一時間目も終わりに近づいた頃、叫び声が学校中に響き渡った。


「なに今の?」


「さあ、ゴキブリでも出たんじゃね?」


「でも、それぐらいでこんな大声出すか?」


なんて、口々に言いあっている生徒たち。

すると、フラフラと歩いてくる女子生徒。


「どうしたんですか?教室に戻りなさい。」


先生が生徒に注意しに教室を出て行く。


「ギャアアア゛!」


叫び声とともに、ドア一面に赤色が広がった。血だ。

静まり返った教室。


「「キ、キャー!」」


女子生徒たちの悲鳴。

クラス中パニックになった。もちろん俺も。

なんだ、何が起きている?

――――先生が死んだ!?その前に何故血が出る!?女子生徒は!?

恐怖を孕んだ叫び声を合図に、俺の日常は終わりを告げた。


――――俺の日常を返してくれ!

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