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残火のソフィア  作者: 結城 漣
残火のソフィア ―絶望の檻 編―
14/25

【決別】

荒れ果てた基地。瘴気がうごめき、焦げた大地からはまだ煙が立ち昇っていた。


ソフィアとミカは防衛軍の安否確認のため、抵抗組織「残火」の第二基地へ来ていた。


 その中、ソフィアとミカは警戒を怠らず、周囲を見渡していた。

「酷い…誰がこんなことを…」


「……気配が近い」


 ミカの声に、ソフィアは剣を引き抜く。だが、相手は一人ではなかった。


 「レイ……?」


 闇に染まった男が、二人の前に姿を現した。かつての仲間、信じていた友

――だが、その目は冷たく虚ろだった。


「なんで…レイがここに…?」


 ソフィアの問いかけに、レイは冷たく笑った。


「もう、俺はお前たちの味方じゃない」


 彼の声はかつての温もりを失い、冷酷な刃のように響いた。


「レイ、何があったの?私たちと戦う理由なんてないはずだ」


 ミカが懸命に呼びかけるが、レイの表情は変わらない。


「……クラヴィスの言葉を聞いて、俺は目覚めた。お前らが知らない真実もな」


 ソフィアは、闇に沈んだ友を救う決意を胸に、剣を握り締めた。


「絶対に諦めない。あなたを取り戻す――それが私の使命だ」


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