死んで。
死んで欲しい。
そう思うようになったのは、つい最近の事だ。
笑う奴が憎い。
幸せな奴が憎い。
愛されている奴が憎い。
許されている奴が憎い。
憎い、憎い、憎い。
気づけばそんな事ばかり考えている。
子供の頃は、誠実で優しくて誰にも好かれる、そんな人間を目指していたのに。
出来上がったのは、人を殺したいと願う最低な人間。
死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。
そう思うたびに、憎しみが体に染み付いていく。
だれも見てくれない。
だれも聞いてくれない。
だれも助けてくれない。
だれも気づいてくれない。
だから、僕は今日も言葉にする。
死んで。