紫のノート編最終
第八話 閑話・弐
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こんにちは。ある男の話、その二だよ。
彼は街では人気者と言ったね?でも家ではどうだろう。
彼は六人兄妹の末っ子だった。六人って多すぎる?まぁまぁ、それは彼の時代がおかしかったからだよ。それも大昔も大昔!まだ物々交換してた時代だよ!お金なんて無い無い!
……とまぁ、末っ子だから意地悪なお兄ちゃんとお姉ちゃんにイジメられていたわけよ。
彼は街ではそのことを隠していた。ナメられないようにね。
だけどある日、兄妹で街に出たときに意地悪な五人が末っ子をまたイジメていた。当然街の人たちは止めに入るよね。でも、その時に一番意地悪な兄が言ったんだ。
「こいつは何もできないグズだ!だからこうしている!本当はドジでマヌケでグズな、出来損ないだ!」
ってね。あまりの声の大きさと、彼の強さを知っている街の人たちだもの。すぐ鵜呑みに……というか逆らえず、末っ子を助けるのをやめたんだ。
その日から、彼は一人ぼっちになった。
まだ中学一年生くらいの年齢なのに、ほとんど村八分みたいな扱いを受けていたんだ。かわいそうだね。
その時、ある女の子が彼の元にやってきたんだ。ワンピースと笑顔が似合うその女の子に彼は恋をした。だから一生懸命アピールした。それが彼の悲劇の始まりだったんだ。
今回はこのくらいかな。え?短い?ごめんね、休憩タイムみたいなものだから。
次はアピールの話をしよう。きっと楽しいよ!
今回は重苦しくて見てられなかったでしょ?こっちだって楽しい話をしたいさ。でも、この話は悲しい話。いつか楽しい話をしてあげるから、その時まで待っててくれ。じゃあ、続きといこうか。
どうも、グラニュー糖*です!
現在、「怪奇討伐部完結直前・pixivと同じところまで進める祭り」を開催しております!
こっちでは表紙を載せられないことが本当に残念ですが、楽しんでいただけると幸いです。
本当はイラストを見て読むほうが良いんですけどね!
なお、pixivからそのままドンしてるのでルビやら何やかんやがpixivのコマンドのままになっている場合があります。それを見つけた際はお手数ですがお知らせしていただくととても嬉しいです。もちろんコメントなどもお待ちしております!
ではでは〜