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たとえ相手が世界でも  作者: こみまる
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プロローグ

「たとえ相手が世界でも俺は君を守るよ。」


こんな言葉を使うのは、どこぞのライトノベルの主人公か、はたまた厨二病をこじらせた人間だろう。

傍から見たら痛すぎる。見てられない。恥ずかしすぎる。

しかし人はみな、緊張する時は頭が回らなかったりするだろう。



――そう俺はまさに今その状態であった。



小学校3年生から高校2年生まで好きだった子に、一世一代の告白だ。緊張しない方が無理ってものだ。

でも俺は緊張という形のない感情という化け物に負け、ついに口走ってしまった。




「たとえ相手が世界でも、俺は君を守ってみせる!」



――その瞬間、周りにいた人々(自分を含む)がひりついた。








今後ともぜひお付き合い願いたい

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