鈴鹿の森の200文字小説 2014年

娘の断捨離

衣替えのないＮＺでは、どんどん服が溜まっていく。

引越しに備えて自分の衣料の断捨離を終え、娘たちの部屋へ進出。

面倒臭がる次女に、畳むのは母がするから出して選別、箪笥に戻すだけやりなさいと命じて、出るわ出るわ不要服の山。

あれ？　

ママの保温下着。ママのＴシャツ、ママのブラウスー。

なくしたと思っていた服が次から次へと。

旅行で着たかったお気に入りのカットソー。

ふ、娘達の部屋を定期捜索する口実を見つけたわよぅ。

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ちょっとだけ脚色入り。