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不良君の執事生活  作者: randelio
日常編
8/37

第8話 迷った時には人を頼ろう!トイレ行くときは女子がいると言いづらい!!

ごきげんよう諸君、俺の名は双馬時雨そうましぐれ、ピッチピチの16歳だ

こんな俺は双馬財閥の跡取りになる予定だったのだがこの通り俺は毎日喧嘩に喧嘩を重ねて俺は双馬の邪魔ものになって親に勘当されて連れてこられたのはここ、鴻家おおとりけの屋敷

そうして俺はここの執事・・・じゃなくてフットマン、召使として一生ただ働きの身になった

さあこんな俺はピンチな状態に追いやられている

俺はこの屋敷に来て1週間も経っていない、ここは俺の家より結構大きい、だからこそ俺はこの屋敷に慣れていない・・・だからこそ俺は迷わないための働かないときはほとんど自分の部屋に引きこもっている状態にある・・だが今は違う

だからこそ言おう俺は今


迷った!!


「畜生また迷った!! 何でいつもこうなんだっての! ・・・・う・・・・・と・・」


トイレ行きてぇええ!!

よりにもよって大の方だ・・・それもよりにもよって迷っただなんて

いつもなら傘守さんがいてなんとかなる状態なのだが・・・・

此処は初めてきたところだ・・・・う・・・・・腹が・・・・・・

嗚呼・・・・・・なんてこった俺は16歳だぞ・・・迷子ってさぁ・・・それもトイレに行きたい状況でも行けない・・・最悪だ


「だ・・・だれか・・・・・」


俺は壁に背を掛けそこに座った

するとそこに救いの手が差し伸べられた・・・・


「あっ時雨さんだぁ~どうしたんですかそんなところで?」


・・・はずだったのに・・・・よりにもよって傘守さんのお姉さま傘守皐月かさかみさつきさんと出くわした・・・


「え、えぇ・・今・・ちょっと・・迷っ」


「そうそう今私お嬢様にクッキー作ってきたんですよぉ~よかったら食べてください!」


・・スルーされたような気がするな! それに今何か食ったら色々とやばい・・・

いつもならこんな状況、皐月さんみたいな可愛い子から手作りクッキーなんて全国の男子が喜びまくるくらいなのに・・今は

「死んでください♥」と言われているようなものなんだろうか

だがここでそれを拒んだら申し訳が立たない


「ははぁ、嬉しいなぁ皐月さんの手作りクッキー!」

 

俺はその場でクッキーを受け取り口にした


「う!!」


「うまい!!」ではない・・・苦しみのだ、なんだこの味クッキーじゃない人間が食べていいものなのか!?あああああああああああああああああああああ胃が!! 腐っていくようだぁ!!

 

「?? ・・・どうでしたか時雨さん?」


「う・・・・・とってもおいしいですよ~!」


が・・・クッキー・・・いや『苦っ飢ー』だこれは・・


「あ・・・あの・・どうしたんですか時雨さん・・顔色が悪いようですけど・・」


あんたの所為だよ! ・・・とは言えない


「・・・えっとあの・・トイレってどこですか? 此処の地形よく知らないんで」


「あぁそれならここをまっすぐ行って・・・」


俺は皐月さんに道を教えてもらいついに俺は『禁断のエデン(トイレ)』にたどり着いた

こんなにうれしいと思ったのは何年ぶりだろうか・・・ここまでの達成感

トイレに入ると3つの個室があったその中の2つは使用禁止

・・・1つだけあった

俺はトイレのドアノブを開けて・・・・・・・・・・・・・・・あれ・・鍵が・・


「む・・・今は行っておるぞ」


鬼船清蔵おにふねせいぞうの声が個室から聞こえた・・・・・

何でいやがるんだこのヤローォォォォオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!



俺はこの後鬼船が出るまで死ぬ気で耐えたということはまた別の話・・・・

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