第7話 Mな男はマジで気持ち悪いぞ!1回取り付くと一生外れない!!
「で・・お前はどうすんだよ行くのか?」
「行くに決まってんだろうが! 舎弟3人捕まってんだっての行かねーわけにはいかねーだろ!」
「・・そうかい、何かてきとーなことになってんなぁ」
・・てきとーってなんだよ・・ぁ~もうとりあえず俺は4時半までに帰らなきゃ行けね~んだよ
「そういやバカ、他の奴らは何してんだよ俺がいない間に」
「おい! 俺の名前かなり端折ったろ!・・・んまぁあいつらは平気だよいつも通りだ、兄貴がいないって騒いでた奴もいるにはいたけどよ」
「・・そうか、後その捕まった3人ってどこのどいつだ?」
「バカ3トリオ」
あぁ・・そうか・・そうだったのか・・バカ3トリオとは・・・バカな3人だ・・今度紹介するさ
現在3時55分~
さぁ・・恐るべき展開の速さだ、この時間になるまで何にもなくて逆に暇していたくらいだ
屋上に来いとか何とか・・俺は一刻でも早く帰りたいんだ、死んでも帰りたいんだ帰れなかったら死ぬかもしれないし・・はやく決着を付けないといけないんだよ!!
俺はとりあえず屋上のドアを開けたところには一人の男が立っていた
「お~いテメェが俺にあんな幼稚な手紙出したんだなオイ、そんなところで突っ立ってんじゃねーぞ」
そこにいた男がこちらを向く
少し薄い金髪に額にタオル、何か目に黒い線・・いや野球選手がやってるような・・隅取り・・?
「き・・・来てくれたんですね・・・」
・・・・何で敬語なんだyo・・・何故か奴は感動しているようにこちらを見つめてくる・・
何か、嫌な予感が
「・・な・・なんだよ・・・」
「俺は・・あなたに伝えたいことがあるんです!」
・・・・おい、何だよこの緊張感まるで俺は告白されるような雰囲気は・・・・
「俺はあなたに一目惚れしましたーーーーー!!!!!」
告白されたぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
「ま・・まてよお前・・! あれだろ・・・喧嘩の腕とかに惚れたんだろ! そうんだんだろ!? そうだと言ってくれぇええええええ!!」
「違うんです・・俺はあなたが好きになってしまった!」
いやあぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
「無理だ! 俺はお前が好きじゃない! それ以前にお前は異性の相手じゃない!!」
「じゃあ肉奴隷でもいいです!!」
「もっと嫌だわぁああ!!!!」
「これからは尊敬の意味で『兄貴』と呼ばせていただきます!!」
「勝手に呼ぶんじゃねぇよ! つーか、それ以前に尊敬された覚えはまったくねーよ!!」
ふざけんなこれは何所かしらのBLゲームじゃねーんだよ!
俺はそんなことには全く興味もないし、そんな要員になるなんて、まっぴらごめんだ!!
「つーか待て! 俺を此処に呼んだのは告白ためか!?」
「当たり前ですよ! ・・・兄貴のことだから喧嘩がらみじゃないと来ないかなぁと思ってあんな手紙を書いたんですよ! ・・本当はもっとメルヘンティックな手紙を書きたかったんですけどねぇ」
それはそれで嫌だわ!
「・・それでもお前は俺の舎弟3人連れてんだろ?そいつら何所にいるだよ!?」
柴巻犬・・だっけか・・こいつ脳内腐ってんじゃないのか?少し頭がいからやがるな
それにしてもリアルにゲイを見るハメになるとは・・・それもよりによって相手が俺とは・・
「あの3人のことですか?・・それなら心配いりやせんよぉ~、なんせ俺に協力してくれたくらいなんですから」
「は?」
・・・・協力・・とな?
「ほら、あそこに」
そうして柴巻が指さしたとこには俺が見慣れている3人がそこにいた
「ははぁ・・兄貴すいませんデス、ちょっとばかし協力しちゃいましたよ」
計本辰馬、とくに特徴のない普通の不良男
「俺もついね~色恋沙汰には首突っ込む気はなかったんっスけど」
許杉翔太、右に同じ
「ふん、こんな滑稽な事に付き合って差し上げたのだ感謝してもらいたものです」
捗浜雄一、黒ブチ眼鏡に白髪、偉そうにいているがバカだ
こいつら3人そろってバカ3トリオ・・
「お前ら・・・・・・死ぬ覚悟はできてるんだろうなぁああ!?」
「ひぃっ」×2
「ふん、滑稽だ」
「いいですよ! 兄貴!! 俺はどんな事でも感激です!!! どうか俺を虐めてください!!」
俺は殺す覚悟を無くした・・・・
「もういい・・帰る・・・・」
「えぇ兄貴帰っちゃうんですかぁ!?」
えぇ帰りますともこちとら忙しいものでね・・4時半までに帰らないといけないんだよ・・・
今は4時15分・・・急がないとやばいな・・・この俺の手に取り付いたブレスレットから電流が流れる前に・・
「兄貴ぃ待ってくださいよぉ」
俺は奴らを無視して走り出す
「兄貴!放置プレイですか!?これはこれで・・・・・」
俺は走り出す・・そうだ・・走った本気で奴らの声が聞こえないまで
4時24分~
「いやぁ~おつかれおつかれぇ~どうだったぁ久々の学校は?」
俺に話しかけてきた人は傘守灯矢さん・・ここの執事
「一言で言うと、もう学校には行きたくありません」
行きたくない・・・事実だ・・もう真面目に行きたくなくいなった・・
「はははっそうかぁ・・・何? 学校でいじめられちゃったぁ?」
笑顔でなんチューこと言ってんだよ・・・
「違いますよ・・ちょっと頭がおかしい奴がいるんで・・」
「そうかそうかぁ・・まぁとりあえずはお嬢様が帰ってくる前に服に着替えちゃってよ」
「はい・・わかりました・・・」
俺の部屋に向かう
俺の部屋・・それは一番上・・・・・上・・・屋根裏・・・・・・・・・・・俺は今、小〇女セイラになった気分を堪能している・・・俺はいつか幸せはくるのだろうか・・