表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不良君の執事生活  作者: randelio
日常編
5/37

第5話 知らない人から変な物を貰わない!知っている人でも注意しろ!!

あれから3日が経った

召使はいつも5時半に起きなければいけない、いつも俺は7時くらいに起きていたのに・・

寝る時は12時くらいだ・・普通に死ぬ・・傘守さんの言うことには「1ヶ月くらい経てば馴れるさ!」とか言ってた。1か月耐えられるのか、俺は・・。


「おはよう、時雨君!じゃあさっそくで悪いけどお嬢様を起こしに行ってくれるかい?」


朝一番に挨拶してきたのは傘守灯矢かさかみとうやさん、朝からよく元気でいられるな


「おはようございます・・お嬢様を起こしにですか?・・俺初めてなんですけど・・」


「あぁ・・心配いらないよ、お嬢様の部屋に行って普通に起こすだけだから、あ・・あとは紅茶を持って行ってお嬢様に飲ましてあげてねぇ」


優しく微笑んだ後俺に任せて他の使用人に指示を出していた・・すげぇな・・っておい・・・こうゆうことって普通執事長がするもんじゃねーのか!?あの変態オタクはなにやってんだ!?

~~ったく・・面倒くさい、あのお子様の部屋は2階だっけか・・



~5分後~



「・・なんで部屋までに5分も掛らなきゃならねーんだ。」


そういってお嬢様の部屋を開けた・・


「・・・失礼します・・」


寝てやがるな・・もう7時だぞ、このグータラ野郎め・・


「お嬢様、朝です、お目覚めの時間ですよ。」


・・・・・起きねぇ・・こいつは確か高校生のはずだ・・遅刻してしまうんじゃないか?


「学校に遅刻しちゃいますよ~」


・・・・こいつ起きているんじゃないか?・・俺だからこそこう寝た振りをしているのかもしれない・・早く起こさないと、傘守さんに迷惑かかるし・・しゃーないこうなったらやりたくないがこの技を使うしかないようだ・・。


「お嬢様~起きていないのですか~」


「・・・・・・・」


「・・どうやら起きていないようですねぇ・・じゃあいやらしいこととかしちゃっていいですよね?」


「いやぁああああああ!!」


悲鳴を上げてお嬢様が起きた・・やっぱり起きてたなこのガキ・・

それに流石に叫ばれるのはショックだ


「セクハラです、時雨さん・・」


ここの主人たる鴻楓おおとりかえでお嬢様、両親が海外に行ってるだかで、今はこいつ一人しかいないようだ、兄が3人ほどいるらしいが詳しいことは聞いていない


「お前・・こほん・・お嬢様が寝た振りをしていたからですよ、今度からはちゃんと起きてこい・・起きてきてくださいね・・」


「・・分かりましたよ・・・どうせ私はお子様ですもの・・」


ぐ・・こいつ、まだあの事を根に持ってんのか・・

このベビーフェイスが!


「お嬢様・・とりあえず、朝食の準備ができていますので、用意ができたらお越しください、学校もありますしね」


そう言って俺は部屋から出てった

いや、出ていかないと怒られるしな


「はぁ・・なんて大変なお子様なんだ・・世話が難しい・・」


・・そういえば・・俺って・・・まだ高校生じゃん!!

俺は傘守さんとところへ猛ダッシュした。


「おぉ・・時雨君廊下を走っちゃだめじゃないかぁ」


「か・・傘守さん! 俺・・高校生じゃないですか! 俺・・学校とか行かなくていいんですか!?」


「? ・・学校?・・・あぁ忘れてたねぇ・・そういえば高校生だったね」


クスクスと笑いながら食事の準備をしている


「え・・俺ってどうなるんスか?」


「ん? 学校のこと・・?そのことなら大丈夫、いつもと同じ学校行けるようになってるから」


・・ああ、よかったっても俺学校3日も休んでるんだよな・・まぁどうせ凶悪で有名な高校だし休んでもなんともねーよな。


「俺、今日から行ってきてもいいんスか?」


「うん、別にいいよぉ、どうせ主人は今お嬢様しかいないし、それにお嬢様は高校にも行ってるからその分仕事もあんまりないからさぁ」


そう言われればそうだよな今はあのお子様しか主人はいないんだ、学校に行っている間、使用人たちはほとんど暇してるんだよな・・


「あ・・そうだ、学校に行くんだったらこれを腕に付けて行ってくれるかな」


そういって俺は一風変わったブレスレットを受け取った

何か不思議な形をした、未来的なブレスレット


「これ何ですか?」


「いいから付けて付けて」


俺は傘守さんから強引にブレスレットを装着させられた。


「・・・・これは何なんですか・・別に付けてなくても・・」


「これはねぇ、指定の時間帯になったら全身に電流が流れる設定になるんだよぉ~」


驚愕・・絶望・・恐怖・・こんな物騒なものを俺につけさせたのか!!!


「い・・いらないですよこんなもの!! ・・・ってあれ・・・外れないっ・・」


外れなかった・・なぜだ・・どんなに力を入れても全然外れる気配がしない

ウソだろ・・外れないとなると半端なくまずい!!


「あぁ、これは一回つけたら外れない仕組みになってるんだぁ」


「!!!!」


ウソだろぉぉぉ!外れないってどうゆー事だぁぁああ!!


「えっとね、とりあえずはいつもお嬢様は4時半くらいに帰ってくるんだよ、だから4時半までに帰ってこなかったら電流が流れます♥」


4時半まで・・・・に帰らないと電流・・


「・・4時半までに帰ってくれば・・電流は流れないんですよね?? ・・・」


「その通り」


「俺ってそんなに信用ないっスか?」


俺は少し不安になる・・・まぁ一度抜け出そうとしたのは確かだしな・・


「う~ん僕は君のことは信用しているんだけどねぇ・・鬼船さんがぁ・・」


・・・あの変態オタク野郎ぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!!!


「おおお!? どうしたんだい?時雨君から異常な殺気が!」


「気のせいです・・いつものことですから・・」


「へぇ・・・そうなんだぁ・・ハハハ」


傘守さんは額から汗を出している。


「ま・・まぁとりあえず学校にいってきなよ・・・制服ならこの前のがあるからさ」


「・・・・分かりました行ってきます」


そう言った後、しばらくしてこの屋敷から出た。・・・・ここ3日外に出ていない・・それにここら辺は俺の家に結構近いあたりだ・・なんでこんなでっかい屋敷気付かなかったんだ??・・



 「まぁとりあえず、あいつらに学校休んだ口実でも立てておくかな・・。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ