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不良君の執事生活  作者: randelio
日常編
24/37

第23話 離れ離れは寂しいことか!いつの日か会えるのを信じよう!!

番外編みたいですね・・

すいません

これは一カ月前の話

ここはとある学校の話である・・



「で、どうなわけ? 時雨はあれか? もう本当に転校が決まったんだな?」


『お~お~、そんなわけだ。 じゃあ、皆に言っておいてくれよ』


俺は電話で時雨との会話を交わす

原点を持って時雨は転校が決まったのだった。

このようないきなりの話を落ち着いて対応する。 

なんたってこいつは毎日毎日のように驚かされる限りだ


この学校に来て初日で一部を除く一年を従えたり

1ヶ月後には二年共は全滅

さらに半年後には三年が全滅

信じがたい話ではあるが、もうこの高校を仕切っていたのだ

隣でいつも見守っていた俺としては、もう慣れちまったよ・・


「まぁ、いいんだけどさ~、結局お前は何で転校することになったんだ?」


『・・・んや、まぁ・・俺の親父と色々あってな・・』


「・・・そうか、お前の親父さんは俺から言うのもあれだけど、面倒な方だからな・・そっか、そういうことだったら納得だ。 んじゃ、また後で電話するわ・・・・・・今、ろしいほどの殺気が俺に向けられているからな」


『おぅ、またな』


ここで会話が切れた

電話の着信がキレた


おっと、今更だが俺は時雨の幼馴染にして親友である逆並猿彦さかなみさるひこだ。

誰だって? いくら俺が7話目以降、出てこなかったからって忘れるんじゃねーよ

そんなわけでさっきまで時雨と電話をしていたのだが・・

そんな俺を凝視する奴が約・・・何名だろう


「あ・・・逆並の兄貴・・、時雨さんはどうなったんですか!?」

「兄貴は・・今どこにおられるんですか!?」

「時雨さんがいないと俺達はどうなるんですかい!!」


そんな不良の一年の声が聞こえるばかりだ

そう、ここは天下の不良高校である「嵐吹高校あらしぶきこうこう」だ。

・・時雨が今行方知らずで約一月ひとつきが経った今、この高校は一気に大騒ぎだ


そんな中、唯一の家庭の事情やらを知っている俺が、何とかこの不良どもに言い訳をする事になってしまったのである。


「よーし皆、よーーーく聞いてくれよ、一度しか言わないからな・・・耳を良くかっぽじいて聞いてくれよ」


俺は落ち着いた口調で言い、ひと呼吸をする


「双馬時雨は本日をもって、転校することが決まりました!」


「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」


一瞬だけ時間が止まったように誰も動かない、いや、動けなかったのだろうか?

そして時間が戻ったように不良共が叫びだす


「「「「転校ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!??」」」」



・・・やっぱりだ。

こんな反応をするのは分かったていた。

取り乱すのも無理はないのだが・・。

しかし、一人予想を遥かに上回る男・・いや・・・ん、いや男がいた


「あ・・・兄貴いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」



「うぉお!?」


俺はあまりにも大きな声で叫んでいたので思わずびっくりしてしまった。

だってスーパーサ〇ヤ人みたいなポーズで空に向かって叫んでいたからだ・・

この男は柴巻犬しばまきけん 通称:柴犬しばけん

覚えているだろうか? 彼は第7話以降登場をしていないのだが、時雨にゾッコンLOVEな男の子だ

ゲイは初めてみたがよりによって俺の幼馴染が狙われているだなんて・・


「おいおい、けん・・落ち着けって・・」


「落ち着いていられるか! 兄貴・・兄貴が・・俺の兄貴が転校だなんて!」


お前の兄貴になった覚えはねぇよ!って時雨だったら言いそうだな

まぁ・・気持ちは分かるんだけどよ


さぁ、時雨・・お前は新しい学校でやっていけるのか不安だなぁ・・ハハ~

お前のことだから即退学とかありそうだけどな・・ここの学校ほど規則に厳しくない学校は無いんじゃないかと思うくらいだから

お前がいなくなるとこの学校も寂しくなるかもしれないが・・それもしばらくで無くなるだろう


来年はお前の学校に転校してやるからな!


何て・・信じるか? おい、










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