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不良君の執事生活  作者: randelio
日常編
2/37

第2話 執事にはお嬢様は必要不可欠でしょ!俺は坊っちゃんのほうがいいけどな!!

「はぁぁぁ・・・・・・」


俺は大きく嘆息した


「ハハハ、そんなため息つくと幸せがどっかいっちゃいますよぉ」


もうすでに・・いや、今さっき幸せなら消え去ったよ!!


「あ、そうそう! そういえば僕の自己紹介がまだだったね」


「僕は傘守灯矢かさかみとうや。見てわかると思うけど鴻家おおとりに仕えている執事だよ、僕の家は昔から鴻家ここに仕えている家庭なんだ。」


・・結構大変な家庭で・・・

というか本当に代々仕えている金持ちとかいるのか


「・・・ってことは俺はここの執事をしろと?」


すると、傘守さんは俺の額に銃口を向けてきた



「執事はそう簡単にはなれないよぉ? 君はまずは奴隷か召使どっちがいい?」


「め・・・・召使でお願いしますッ!!」


俺はとりあえず即答した。この人は銃刀法違反を知らないのかッ!?


「じゃあ、とりあえず執事長に挨拶しに行こうか」


「執事長? それって執事の中で一番偉い人だよな?」


一応俺の家にも執事はいたしな基本的なことは知っている


「そうだよ、でも君の家の執事長とはちょっと違うんじゃないかな・・色々と」


ん? ・・ちょっと違うのか? どこが? 性格が?


「着いたよ、ここが執事長室」


「へぇ・・・和室なんだな」


「うん、執事長は和室を好んでるんだ。じゃあ入ろうか、 鬼船きふねさん入りますよ」


なんかわからないけど緊張してきたな・・傘守さんが戸を開けるとそこに見えたのは想像を絶する景色

・・・・美少女フィギュア、壁にはポスター、足元には恋愛ゲームらしきソフト・・おぉっとツッコミどころがいっぱいだ!


「あ~ぁまた夜ずっとゲームやってたんですかぁ? ちゃんと寝ないとだめですよぉ、これから仕事もあるのにぃ・・」


傘守さんが説教染みたこと言っている隣には茶髪の男が正座してゲームをしている・・


「えっとこの人は・・・」


俺は少し後ろに下がる


「アハハ・・・この人が一応執事長の鬼船清蔵きふねせいぞうさん。ちょっと変わった人だけどかなり頼りになる人だから、なんでも頼んでね」


すると執事長がゲームを止めてこっちに近づいてくる、なんか・・この人若い・・20代後半くらいか?

・・・よく見てみればこいつ侍のコスプレをしている腰には刀が差してある・・こいつらには銃つ法違反についてしっかり説明してやろうか?


「やぁ主が双馬から来た双馬時雨そうましぐれ君だな。宜しく頼むぞ。」


なんか普通な人だ・・まぁあるものを除いては・・


「よ・・宜しくお願いします・・あの・・ところでなんでコスプレしてるんですか?執事なのに」


・・・ん?・・なんか空気が重いな・・・俺は傘守さんの方を見ると何故か苦笑くしょうしながら

汗をかいていた・・。


「貴様・・・・」と鬼船さんが鋭い眼でこっちを睨めつけてきた


「これをコスプレと言ったか? ・・断じて違う、これは鴻家に代々伝わる着物だ決してコスプレなどではないわ!!」


鬼船さんは腰に差していた刀を抜いて俺に斬りかかってきた。


「うおおおおああああ! 分かった! ・・分かりましたよ! すいませんでしたぁああ!!」


俺が必死で逃げ回っていると廊下の角で何かにぶつかって俺は倒れた


「ご・・ごめん・・大丈夫ですか?」


「う~・・いったぁ~・・」


俺の前には小柄な少女が俺にぶつかった衝撃で倒れていた、するとさっきまで刀を振り回していた鬼船さんが刀を納めてこっちに向かってきた。


「お嬢様! お怪我はありませんか!?」


オジョウサマ? ・・傘守さんまでやってきた・・


「お嬢様!どうなさいました?」


「平気ですよ、これくらい・・それよりあなたは?」


どうやら俺のことらしい・・


「えっと・・俺は双馬時雨そうましぐれだ」


少女は「え?」というような顔をしてこっちを茫然とみている

そうしてしばらくたった後に我に帰ったようだ


「あぁ! そういえば今日は双馬の方から使いがくるって言ってましたね」


・・・・このチビッコはなにを言ってやがんだ?


「(傘守さん、この女の子は誰ですか?)」


俺は小声で傘守さんに話しかけた


「時雨君! このお方は鴻の一人娘、鴻楓おおとりかえでお嬢様です! 今はご両親が海外に行っているためこの方が今の主人です。」


え・・・・・・・・こいつが?


「この糞チビが・・・主人?」


思わず口に出してしまった・・少し戸惑いながらその少女をみると苦笑している

だって・・・ちっちゃいんだもん


「ち・・・ち・・・ちびって言うなぁぁぁああああああああああああああああ!!」


この豪邸に響きわたるほどの大声で叫ばれた・・




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