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不良君の執事生活  作者: randelio
日常編
15/37

第14話 感動の再会は中々無いのだろうか!定着してくるのは危険だ!!

14話です

読んでくれるとありがたいです

「ご到着しました翔栄しょうえい様」


「ご苦労だった長谷川はせがわ、しばらくの間俺は此処に住まうことになるだろう」


「かしこまりました翔栄様」



「久しぶりに見たなこの屋敷も・・・やっと会えるなかえで・・」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「お嬢様、今何時だと思ってるんですか? もう11時ですよ今日は土曜日だからって寝過ぎだ!!」


俺はお子様を怒鳴って叩き起した

こいつなんとなく生活リズムはちゃんとしてるように見えるが全く駄目だな

これじゃ学校でも人気なくなるぜオイ


「時雨さん今何時だと思ってるんですか・・寝かせてください」


「ふざけんじゃねーぞ! お前の昼と夜逆転してんじゃねーだろうな! さっさと起きやがれ・・です!

朝飯だってむだになっちまうんだよ!・・・つーかお嬢! 今日は大事な人が来るんじゃなかったのか!? 来るんだったらさっさと起きておかないとだめだろう? それとも聞いていなかったのか?」


「知りません、仮にその話を聞いていたとしても忘れてしまいました」


「・・そうかい」


あ~あ何だか学校で忘れ物をした生徒を注意する先生の気持が少しでも分かってきた気がする


「じゃあ俺はそこんところの準備があるんでお嬢様もさっさと準備してくださいよ、次ここに来た時寝てでもしてたらどうなるかわかってますよね?」


「・・はい!」


そうして俺はお子様の部屋から出て傘守さんのところへ向かった

さすがに俺はこの屋敷は迷わないぜ!なぜならこの屋敷の地図があるからだ!

特注だぜ! ・・・って言ってる自分が恥ずかしい


「あ・・傘守さん! お嬢様は起こしてきました次何すればいいっスか?」


「やぁ時雨君~すっかりこの仕事が定着してきたねぇ・・・でももうやることはこれで終わりだ後は待つだけだよ」


「そう言えば今日来る大事な人ってのは誰なんですか? ・・お嬢様は知らないっていってたんですけど」


「・・・あれほどお嬢様には伝えておいたのに忘れちゃったのか・・」


どうやらあのお子様は『仮にその話を聞いていたとしても忘れてしまいました』のほうだったらしい

大事な人が来るなら忘れんじゃねーよあのバカガキ


「大事な人ってことは親戚の方や両親ですか? ・・仕事関係とは思えないんであのお子様に限って」


「ん~そうだね、でもご両親はまだ海外にいるんだぁ今日来るのはお嬢様のお兄さん」


「兄貴なんているんスか・・あのお子様」


あのお子様の兄貴ってことは背が小っこくて妙なところがワガママでチビでお子様で・・・要するに幼稚なんだろうな・・ハハハ・・・


「言っておくけど時雨君、あの人は僕じゃ対処できないんだよだからちゃんとしておいてよね」


「あのお嬢様の兄ってそうとうワガママなんですか?」


「・・・いや何かワガママで小さいっていうの前提でいってるでしょ・・そういう意味じゃなくて本当に怖い人なんだよ~だから気は付けておいたほうがいいよ・・特に時雨君の場合ここ最近にきたばっかりだから目を付けられるのは当然だから」


「・・・何かわからないんスが・・とりあえずは今日しっかりしておけばいいんですね!」


「う~ん・・用だけで済めばいいんだけど」


・・今日は真面目にやれってか・・はぁ・・面倒なことにならなければいいのだが

・・・そういえば真面目にやれったんだったらあの執事長はどうなるんだ?気になるな・・

俺は走って鬼船清蔵がいる執事長室に向かうと丁度部屋から出てくる鬼船と会った


「あ・・執事長今日は流石に働いてくれるんで・・・・・す・・ね・・・・」


「ム・・どうしたんだ主は・・」


俺の前には毎日のようにゲームをやっていて部屋に引き籠っていて部屋には美少女フィギュアがあっていつもコスプレのように見える着物を着ているはずの執事長の姿ではない・・


「し・・・・執事長!! なんですかその格好はぁあ!!?」


「何だ主、別におかしな格好ではないだろう・・たかが着物から燕尾服えんびふくに着替えただけだ」


そう―俺の前には燕尾服を着ている鬼船がいた・・いやまぁ普通ならいつも執事長なら燕尾服を来ていたってまったく不自然じゃない・・むしろ着物のほうが不自然だ


「ぶっちゃけ行っちゃっていいスか?・・・それ何か似合ってません」


「そうか、やはり私には着物のほうが似合うだろうな、しかし今はこれを着ておかなければならんのだ!」


・・軽く鬼船は身震いをしていた

それほど今から来るあのお子様の兄貴が怖いのか?

う~む全く想像がつかないのだが


「やぁソーマ君とヒツジチョウさん今日はやけに騒がしいからどうしたのかと思ったら何でヒツジチョウさんは燕尾服なんて来ているんだい?」


相変わらず俺の名前の発音が間違えている云黎ウンレイさんが来た

この人はいつもの中華服だ


レイとやら・・私はヒツジチョウではないと何回言ったら理解するのだ」


どうやら鬼船も俺と同じらしい


「時雨さん~私どうすればいいでしょぉお!」


俺に向かって走ってきたのはこの作品で唯一のヒロインの一人傘守皐月かさかみさつきさん

何故か泣いているようだが


「どうしたんですか皐月さん何があったんですか・・」


「今日はお嬢様のお兄様帰ってくるんです!私はどうしたら!」


「・・いや普通にしてればいいと思います!」


「主・・この皐月とやらはあの兄は苦手なんだ」


「何か執事長も苦手そうですが・・現時点的に」


「そうだな・・あいつは誰でも苦手だ・・もちろん主でもそうなることだろう」


『ピンポーン』とインターホンが鳴った


・・・・インターホンが鳴った・・何か・・しょぼくない?


「時雨君達! 早く玄関まで来て!!翔栄様が来られました!!」


「主達急ぐぞ!!」


「・・何て頼もしい方なんだ・・無駄に」


いつもより態度が違う鬼船にちょっとだけ尊敬ができる

それにしてもこの落ち着きの無さ・・相当な野郎だな

そうしてこの大きな屋敷の真ん中にある玄関口に俺達使用人は集まった


ガシャッとドアが開く音がした


そしてドアが開いたその先には

青っぽい黒髪にメガネを掛けていて何故か白衣を着ている

背は・・・高い・・ほうだ


『おかいりなさいませ翔栄様』


俺も一応お辞儀をした

初めてこんなことしたわ・・妙に緊張する


「あぁ・・久しぶりだ」


「翔栄様、お荷物お預かりいたします」


「あぁ俺の部屋まで持っておいてくれ」


普通にいい人そうだけど・・

翔栄さんか・・


「そこにいるのは傘守皐月か」


「は、はい!」


皐月さんは冷や汗? をかいて軽く身震いしている

大丈夫かこの人・・


「先ほど見た結果だ、私に対してお辞儀をするときは必ず45度と言っておいたはずだお前だけ40度ほどだった、結論として君には罰を与える」


「ひっ!」


「姉さん・・がんばって・・」


「君は罰としてこの屋敷を10周だ!」


うわ・・地味な罰だ


「わ、分かりましたぁ・・」


「そして鬼船清蔵を始め他の使用人達の部屋を回る!少しでも余計なものや散らかっていた場合は罰をあたえる!」


え・・マジか・・俺の部屋っていったらあの小〇女セイラのような屋上のボロ部屋だぞ

不味いな・・ちょっと部屋に戻ろう・・


「おい、そこの燕尾服を身にまとった黒髪の青年!」


何だその遠まわしで面倒な呼び方は!


「はい? 何でしょうか」


「見ない顔だな・・新人のフットマンを雇ったのか」


「はい・・お・・私は双馬時雨と言いますここ1か月前にこの屋敷で働かせて貰っております」


「そう・・ま・・双馬家の者か?」


「はい、そうです」


「何故そのようなものがこの屋敷のフットマンなど・・・」


こほん・・・何か視線が鋭いな


「翔栄様、それよりお嬢様にお会いになりに来たのでしょう、お嬢様は今自分の部屋におります行ってあげてください」


「あぁ・・そうだな」


鬼船ナイスb

何とかあの視線からのがれた・・なんとなく皆があの人が苦手な理由がわかった気がする

それより今はこの真夏の中あんなメイド服でこの屋敷を10周目指して頑張っちゃっている女の子が心配なんですが・・

まぁこうして翔栄さんはお子様の部屋に向かったためもういない


「はぁ・・・何なんですか執事長・・翔栄さんって人はあのお子様の兄とは思えないんですが」


「・・・あの人は日本最高峰の大学病院に勤めている医師だ、あの堅苦しさや厳しさはご両親似だな」


「じゃあご両親ってどんな人なんですか?」


「・・・・ターミネーターだ」


どんな親だっての!!

ターミネーターが親だったらいろんな意味で嫌ダわ!


「って俺早く部屋片付けしなきゃいけねんだよ・・・後はお願いしますね執事長!」


「アハハハ、ソーマ君は大変なんだねぇ、僕は庭の手入れでもしておこうかなぁ、どうせ後でチェック入れられちゃうんだろうし」


「そうだな・・私も自分の部屋を片付けるとしよう・・ゲーム出しっぱなしだ」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「ハァ・・ハァ・・・せめてメイド服は着替えておくべきだったかな・・ハァ」


俺は部屋を片づけをしていたら汗だくになってこの屋敷を走り回っている皐月さんを窓から眺めていた

あの人も大変だ・・別に誰も見ていないだろうに・・



まともにあとがきとかしてませんすいません

次回15話お願いします

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