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不良君の執事生活  作者: randelio
日常編
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第10話 目線を切り替えるな!目を逸らすのはやめようか!!

「お早うございますお嬢様、早く起き上がらねぇーと殴り飛ばすぞ・・です」


私は1週間前ほどからこのような暴言を吐かれながら布団の中から出ることから1日が始まる


「・・お早うございます・・時雨さん・・そのように起こすのはやめてくださいって言ってるでしょ」


「るせぇよ! ・・です!俺が何分かかってお前起こしたと思ってやがる!・・ますか!5分だよ!サ〇エさんでお馴染みのカツオ君が朝起こされる時『あぁ~後5分』とお願いされて5分間待たされたと おなじなんだよ! ・・・です!!」


相変わらずぎこちない敬語にマニアックなツッコミがきます・・


「とりあえずこれ! 傘守さんがいれた紅茶だ・・です、サッサと飲んで服に着替えてください」


「分かりましたよ、・・じゃぁさっさと部屋から出てってください」


「はい・・・失礼しますお嬢様・・」


時雨さんが部屋から出て行った・・・・はぁ・・何で私の家の執事達は変わった人しかいないのだろうか・・時雨さんに至ってはフットマンだけど・・・さて、早く着替えないとまた怒られる・・

これが仮に漫画だったらこのシーンはお色気シーンですね


「お嬢様みたいなお子様はお色気の内に入りませーん」


・・・・なんかドアの向こうから声が聞こえた・・・なんで心の声が分かったんだろ・・とりあえず殴りたい・・


「さぁ・・着替え終ったし・・リビングに行かないと・・・」


ドアを開けると時雨さんが立っていた・・

なんで燕尾服えんびふく来てるのに不良みたいにポケットに手入れて立ってるんですか・・

実際聞いたところ不良だそうですが双馬家の息子とまで言ってたからもうちょっと堅苦しくて真面目な人が来るのかと思ってましたが・・・予想というものは外れるものですね


「お嬢様、お食事の準備ができてるので早く連れてってください」


「へ?」


「へ・・じゃないですよ、早く連れてってください」


「え・・・と、どういう意味ですか?・・それって」


「だから俺は道が分からないから連れて行ってくださいと言ってるんだよ・・です」


え・・・と・・・なんですか? ・・道が分からないんですか?またまた何で・・

あぁ・・だからまだ部屋の前に立ってたんですか・・


「分かりました・・行きましょう」


・・・何で主人である私がフットマンの言うこと聞かなきゃいけないんだろ・・

まぁ私はいいんだけど・・・・お兄ちゃんならどうしたろうことか


「あ、お早うございますお嬢様、お食事のご用意はしておりますので席についてください」


この人、傘守さんはここに来て2年くらいになる執事、一番良く働いてくれる執事さんです

執事長の鬼船さんはまったくもってやって無いと同じなんですが、お父さんと何らかの縁があるようで

クビにもできないんです


「お待たせしましたお嬢様、お召し上がりください」


「・・いだたきます・・」


金持ちとは朝食はそこまで高級なものではないんですよ

それは普通の人の妄想にすぎないんですよ


「・・・・太りますよお嬢様」


「ブッ!」


「お行儀悪いんですよ、ちゃんとして食べてろ・・ください」


「・・・太らない!! ・・全部胸に回しますから!」


「・・・ふぅん」


「な・・なんですかそのテキトーな相槌あいづちは!?」


「だって高校生になってもその程度の背でよく言いますねぇ・・・・胸も小学6年生ギリギリな感じな のに・・・・いや・・何でもないですよ」


「何でもなくないじゃですよ! 言ってるじゃないですか!! ・・・うぅ~・・食欲が一気になくなりました」


「でも・・・ちゃんと食べないと背が伸びませんよ」


「どっちですか!?」


なんで私はこんなムキになってるんだろう・・・・はぁ・・


「あはははぁ~お嬢様早くしないと学校に遅刻しちゃいますよぉ」


なんで私に今までで最高の笑顔を向けるんですか、珍しいです、時雨さんの怖い顔以外をみるのは・・・・って早くしないと遅刻しちゃう!


「あはははぁ~トーストでも加えて学校まで行ってみてはいかがですか~きっと運命の出会いがまってますよぉ」


「なんですかさっきから!」


「あ、ちょっと時雨君話があるんだけど・・・」


「? ・・何スか?」


傘守さんが時雨さんのことを呼びとめてくれて私は改めて学校に行こうとする


「ぶっちゃけた話なんだけど、来週からお嬢様と一緒の学校言ってもらえないかな?」


「「は???」」


・・え・・学校・・・に一緒の・・・・・・???



「「えぇえええええええええええええええええええええええええええ!!!!??」」






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