一章:魔法使い、属性変換する。3
この話の中の昔の魔法使い、異世界転移ではっちゃけちゃったんでしょうねぇ…。
属性変換周りの話よりも前に会話の中で属性の言葉を使っている話は修正対象になります…複数話修正してきました。
説明するなら、実際に使う概念だけでいいか、と判断。元々いた世界での使われ方や、第3領域での推定での使われ方を話そう、と、ミルキィは口を開く。
「属性、と一口に言っても色々あってね。
世界を構成する要素を属性として見たり、日常的に起こる現象だったり物質の分類分けだったりするかな。
今回の魔剣の文言に書かれている属性は、恐らく現象や物質の分類分けの方だと思う。」
ちなみに、ミルキィ達が元々いた世界での属性とは、前者の意味が主で、後者の意味も幾許か含まれていたりする。第3領域的には恐らく後者の意味の方が主なのではないかと、ミルキィは思う。
この説明で大丈夫かなー、と〈森の輪〉の面々の方を見ると、ルビナがうーん、と納得しきれていない様子。わからないことがあった?とミルキィが問うと。
真面目な表情で、ルビナが口を開く。
「それじゃあ昔の魔法使いが、ブラコンシスコンだの、ツンデレヤンデレだの、金髪縦ロールですわ口調高飛車お嬢様テンプレ属性増し増しきたー!…って言ってた属性って、また別物?」
「…はい?」
…おいこら、何言い残してんだ昔の魔法使いー!!?この領域に定着してるんですけどー!!?
ルビナの言葉に思わず白目を剥きたくなったミルキィである。思わず二度見したわ。
旅人達年少組は何それ?と首を傾げ。他の旅人達は顔を手で覆ったり、目を見開いたり驚きと動揺を隠さないでいた。いきなり地球由来のサブカルチャーが出てきたらそりゃあ動揺するよね!!?
ああ、そんなことを言ってた魔法使いもいたなー、とあっさりとした口調でアトラが言っているのだが、これそんな有名な話なの!?トゥエラもあれかぁ、って言ってるあたり、割と知られてそうですね!!?
「待って。…待って、ちなみに意味知ってる!?」
「知らないねー。昔の魔法使いに近かった人が意味を聞いたけど、教えてくれなかったって話が残ってるんだよー。え、意味知ってる?」
「説明できない!
多分その魔法使いの言ってる属性は、個人の特性のことを示してるのであって、魔剣の核に書かれている文言とは全く関係ないと思う…。」
ちょっとその概念説明するのは難しすぎる。色々と。もしかしなくてもその昔の魔法使い、他にも色々地球由来のサブカルチャー概念持ち込んでるだろ…?ちょっと、逸話どんな感じのがあるのか調べておかねば。
若干ミルキィがへろへろになりながら説明すると、ルビナがありがとうー!とにっこにこの満面の笑みでお礼を告げる。
「そういや、そんな昔の魔法使いの話もあったな。すっかり忘れとったが。」
「属性って言ってもー、色々あるんだねー。」
感心したようにテオラルテとヘルロットが声を上げる。
「ちなみにー、どんなのが属性になるのー?」
「わかりやすいところで言うと、火とか氷とか雷とか?攻撃の結果の分類分けも属性って言われる事もあった気がする。」
「ほー?…結構ややこしそうだねー?」
世界とか理によって属性の種類が違うからなぁ。これが属性です!とは気軽に言えない現実。ヘルロットの言う通り、細かく考えたらややこしいとは思う。
では、この領域における属性とは、となると。そんなものないよ、が一番しっくりくると思うのだ。一番属性が絡みやすそうな対魔獣に関しても、〈鑑定〉した結果、弱点部位は出てきても弱点属性と耐性属性なんて表示されないのだ。
精霊術師が精霊に頼んだり、勇者や魔法使いが火とか氷とかの属性攻撃できるよ、とは言うものの。一般的な言葉ではなかったのだし。
まぁ、そのうち属性とは、と言う話が盛り上がればいい。そしてこの世界での属性が纏まればいい。
そんな中、黙々と作業をしていたキュウヤが、マナ操作を解除し、残ったトロパ鉱を桶の中に戻し。2本の線が描かれた木材を観察していた。
読了ありがとうございます!
また次話お会いできると嬉しいですっ。




