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一章:魔法使い、雑貨屋で魔道具を見る。

ミルキィ的に買った方がいいかな、と思うものとしては。

・携帯食を何種類かあれば

・明かりの道具

・野営の時に使える結界系の道具

・魔道具何か

である。

基本的には〈収納〉とか〈収穫〉の中に入っているエンチャント付きの道具とか魔法とかを使えばいいのだが。

旅人達だけで行動している時ならまだしも、ほかの同行人がいる場合、魔法も自重中、エンチャント付きの道具は異世界の技術すぎて説明が大変なので、今の段階ではなるべく使いたくない。なお、エンチャントとはミルキィ達のいた世界で使われていた付与のような技術である。

その為、比較的問題なく野営をできるような道具はいくつか取り揃えておいた方がいいだろう。テントや寝袋は雑貨店の商品の布の材質で判断、料理道具や食器類は…まぁ、材質も妙なものは使われていないので、洞窟生活で使っていたものもあるし、普段使ってるもので問題ないだろう。きっと。多分。…コンロ系の魔道具があれば買うべきだろうか。

〈念話〉も使い、旅人達の間で相談し、結論としては、ひとまず明かりの道具、結界系の道具、コンロとして使える魔道具を購入する事に。寝る時の道具については、雑貨屋で実物を見てから判断、という事になった。

ううん、と悩み声を一つあげながら、ミルキィは雑貨店に並べられている商品を見る。

テントを見ると、厚手の布に蝋引きしたものを使っている様子。お値段、小銅貨3枚なり。普通に布が高い上に加工された布である。そりゃあ高いよなぁ、とミルキィは思う。〈念話〉でテントは手持ちのものが使えそうだ、と連絡すると、ばらばらに了承の意が〈念話〉で帰ってきた。

しかし、これだけ高いと冒険者駆け出しの子はテントが買えないだろう。テントを買うよりも武器防具が優先されそうである。…もしかしたら、買えるようになってから野宿をしましょう、とノルキスタ冒険者ギルドが言っている可能性はないだろうか。近場に森がある関係上、採取や討伐は日帰りが可能だろう。ちょっと一休みする時用の敷物は、弱い魔獣の毛皮を使っており、大鉄貨で買えるお値段である。触ってみたら割とふかふかしている。…3枚ぐらい買ってみよう。


「ミルキィ、その敷物買いますの?」

「何かに使えるでしょ、多分、きっと。」


アヤナに聞かれたのだが、具体案は出ず。いつかどこかで使えるはずだ、とはミルキィ的には思うのだが。


「アヤナとフォードは気になるものは何かあった?」

「野営をするならば明かりが必要だろう。明かりは複数種の手段を揃えておくのが鉄則だ。だから明かりの魔道具を見ている。」

「テントの外でしたら焚き火を用いればいいのでしょうけれど。テントの中で蝋燭を使いますと、火の管理が必要になりますもの。魔道具の方が安全性が高いですから、第一選択肢は魔道具の方かしら。」


アヤナとフォードと一緒に、魔道具を見る事にしたミルキィ。

ランタン型の明かりの魔道具を一つ、手に取って観察してみる。魔石を核にしていないタイプの魔道具なのだろう、魔石を燃料として入れる為の投入口がある。スイッチもあり、明かりのオンオフが可能であり、また、光量を調整する為のつまみがある。持ち手部分もあり、移動中に鞄や腰につけて光源にしたり、テントの天井にぶら下げて明かりを確保する、といった方法で使えそうである。

他にもランプ型や何故か裸電球の形の明かりの魔道具もあるが、ミルキィ的に一番しっくり来たのは、ランタン型の魔道具である。お値段、小銅貨1枚である。銅の短剣と同じ値段だなぁ、と呟きながら、どうする、何個買う?とミルキィはアヤナとフォードに問う。


「そうですわね…。テントを幾つに分けるか、によるでしょうか。」

「今の宿屋での部屋割りと一緒でいいのではないか?」


悩んでいるアヤナの横で、さっくりとフォードがが結論を出す。

確かに、とミルキィとアヤナも賛同し、ランプ型の魔道具を5つ購入する事に。カウンターでそろばん片手にミルキィ達の方を見ているロサの笑顔は柔らかい。

ふと、ノート達の方を見ると、何らかの魔道具を見ながら悩んでいるようだ。


「なぁなぁ、結界の魔道具なんだけどさ。どんくらいの空間を保護できるのがいいと思うか?」

「具体的な数値をください。」


クロムの冷静なツッコミ。悪い悪い、と謝りながらノートはクロムに伝えていく。


「半径3ラング、5ラング、7ラングの3種類だな。お値段はそれぞれ、大銅貨4枚、大銅貨6枚、銅貨1枚だな。」

「支払えるなら、一番大きなものでいいのでは。」

「だよなぁ。ミルキィ、お財布の余裕的に銅貨1枚出せるか?」

「これも必要経費でしょ。出るわよー。」


ミルキィのぽっけには、まだ虎の子の小銀貨が眠っているのだ。多少なら出しても問題ないだろう、という判断も、虎の子の小銀貨が眠っているからこそ。

一番料理をするキュウヤが、これが使いやすそうだ、とコンロの魔道具を持ってきたので、そちらも購入する事に。一つ小銅貨2枚で、二つ買うので小銅貨4枚である。

旅人達がぽんぽんと魔道具を買う決断をしているのを見て、〈森の輪〉が驚きの表情を浮かべたままで、ロサはにっこにこである。

ランタン型の魔道具5つ。結界の魔道具(範囲が半径7ラング)が1つ。コンロ型魔道具が2つに毛皮の敷物が3つ。

合計金額、銅貨2枚、小銅貨1枚、大鉄貨6枚。ちょうどぴったりの金額を支払った。

読了ありがとうございます!

また次話お会いできると嬉しいですっ。

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