漆黒のライアカント
皇帝レオニスを父に、側妃フローリアを母に持つ皇国の第六皇子ルドヴィーク。しかし、母フローリアは小国の王女であったが故に子供を産んだ後に皇帝から冷遇されることになり、とある事件がきっかけで亡くなってしまう。ルドヴィークは未だ幼さの残る第四皇女のロザリアと第八皇子のカイルと共に寂れた離宮で過ごしていた。
後ろ盾のない三人は、皇位継承の争いに巻き込まれないようにひっそりと暮らしていたのだ。
そう、あの出来事があるまでは。
後ろ盾のない三人は、皇位継承の争いに巻き込まれないようにひっそりと暮らしていたのだ。
そう、あの出来事があるまでは。