表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/44

2.初戦闘と魔法

 扉に近づくと、自動で開く。ザ•ファンタジーだ。これ、どう言う原理だろう。と言う疑問は捨てて、近づくボス戦に期待を寄せていた。

 扉の奥で待っていたのは、暴れているモンスター達。数えられないけど約百名…くらいだろう。多分こいつら倒したら開くであろう門を何故か攻撃している。凶暴そうだ。

 …これ最初に戦う奴じゃないわ。

 そう思って急いで帰ろうとしていたら。奴らが気づいた。

 ガチャン!

 扉も閉まった。

 あれ?これやばくね?こっちは魔法使えないし。力と守1だからパンチしても意味ないし、食らったら即死クラスだし…

 そこで、1つの結論を出した。


―そうだ!全部避ければいいんだ!


 馬鹿である。


 ____________________________________


 と言う事で突っ込んで行く俺ですはい。

 華麗に避ける俺氏。カッコいい!…厨二病じゃ無いからな!

 そんな事を心の中で考えていたら、横に青いパネルがで出てきた。


 ゴブリンモドキ 強さ 比較的弱い部類

 LV 3

 HP 10

 MP 0

 力 19

 守 0

 速 10

 運 0

 再 1


 これで結構弱い部類なのか…ステータス1つ負けてる…悲しい。

 けど、これならこの数位でも大丈夫そうだわ。

 ん?待てよ。HP10の100体でしょ?つまり…1,000回殴らなきゃいけないのかよ!俺の腕力死ぬぞ!…けど…うおらっしゃ!やってやるぜ!

 俺はパンチをひたすら繰り出した。1体、もう1体…倒しても倒してもキリがない。さらに、俺はこう言う長時間同じ事をやる事は苦手だ。集中力が切れてしまう…

 その時、


『ピコ〜ん!メールが届いたよ!是非見てね!』


 と言う場違いな声が脳内に飛んできた。避ける体制に入って、ステータスを見ると、右上にメールマークがあった。内容は


『君、結構苦戦してる???あれ?苦戦してる???そんな君にプレゼント!魔法を使える様にしたよ!1つだけだけど…ま、縛りプレイ?のオマケという事で!また君に会える日を楽しみにしてるよ!    たんこQより』


 うん…素直にありがとうと言えない。今までの苦労は何だったんだよ!

 ま、そんな事は置いといて、ステータスを見よう!


 名前 不明  職業 不明 性別 男 LV 1


 HP 90

 MP 900

 力 1

 守 1

 速 1000

 運 100

 再 15


 スキル

 電光石火 23

 再生能力上昇 2

 エクスプロン 1


 称号

 なし


 はい。なんかありました。俺は現状もう何でも良いやと言う精神で、直ぐにスキル名を言う。

「『エクスプロン』!!!」

 辺り一帯が吹き飛んだ。


『ピコ〜ん。レベルが1〜2に上がったよ!』


 モンスターの「も」の字もないまるこげの跡形に驚く俺。なぜなら、灰や肺や廃も無いのだから。

 うん。魔法攻撃強すぎないか?

 そう考えてMPを見たら1しか減っていなかった。え?俺の魔法…コスパ良すぎ…



 俺は疑問を感じた。

 あれ?あんなたくさんのゴブリンモドキを倒したのに、レベルが1しか上がってないぞ?

 そう、100近いゴブリンモドキを倒しても、たったの1しか上がらなかったのだ。これは、ゴブリンモドキの経験値が少なすぎるのだ。




 そんな事を考えていたから、扉の事をすっかり忘れていた。ん?何かかいてある。どれどれ…キテントリー伝説洞窟?何それ?

 そう考えると開くと思ったが、一向に開かない。んー何か違うのかなぁー…


 —どぼ


 …あ?

 落とし穴だった。そう。罠だったのだ。


 あーーぁぁぁ…


 そこはただの半径深さ150センチ位のゴブリン位がはまる穴だった。


 …こんなのあったのかよ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ