一年の予定
カクラン「さーて、余談だ。だからオレらの行動描写は無い。漫画で言うと白い背景に黒字だけ書かれて、更にその横にデェフォルメのキャラの顔がテキトーに描かれてるアレだ」
レゲイン「断定するなよ。つーか、テキトー言うなよ」
バム「私達は話してるだけだから行動もしないよ? 体が縛られてるって思ってもらっていいよ?」
レゲイン「よくねーよ! 文脈で行動を想像しろ!」
美来「…………」
レゲイン「お前は目開けて見れるだろ」
カクラン「漫画なら小さいコマに無理矢理詰まってんだろうけど、小説だと仮定するとゴタゴタ話してるだけで邪魔くさいから本題に入るよ」
バム「話しまくった後だけどね」
カクラン「この学年の一年の予定! その後の余談無視できるように先に見せるね」
4月、入学試験、一回目の授業〜、班決め
5月、模擬戦、中間試験→班とクラスのランク決定、子供の日(ほぼ精神的に大人)、実技授業開始
6月、クラス対抗ボール鬼
7月、期末試験、実技試験→班のランク変更、成績表、七夕
8月、夏休み(帰宅自由)、中旬に祭り
9月、班対抗ランクアップ模擬戦開始
10月、実習二週間、文化祭的な?(ハロウィン的な?)
11月、班対抗ランクアップ模擬戦終了、実技試験+能力値検査→班のランク変更
12月、期末試験、一年三組に回ってきたカトゥルス王国のパーティー招待、クリスマス休み?
1月、正月休み、全学年対抗殺戮的な雪合戦
2月、豆打ち大会、バレンタイン
3月、ひな祭り、模擬戦、期末試験→来年度の班とクラスランク決定、ホワイトデー
美来「うん。ねぇ、カクラン」
カクラン「何かな?」
美来「この学校って何の学校だったっけ? わ、私が忘れてなかったら警備学校であってるよね?」
バム「うん、流石に美来ちゃん覚えたんだね」
美来「バムに何回も聞いちゃった事もね。何か警備学校らしくないなって」
カクラン「どの辺が? 僕は普通だと思ってたから。貢献できなかった行事が多いけど」
レゲイン「お前がハブられてた話はどーでもいいんだよ」
カクラン「ハ、ハブッ……!?」
レゲイン「問題なのは、何で警備学校なのにここまで普通の学校みたく行事が充実してんだ?」
カクラン「レゲインだってぼっちだったくせに……」
バム「え、レゲイン知らないの? そんなの想像者が魅力を感じない学校のストーリーなんて書きたくないって思ったからだよ」
美来「バム。警察になろうとしてる人、敵に回しかけた」
バム「そうかな? それに無理矢理この学校に入れられた美来ちゃん、これで納得できるでしょ?」
美来「え? 私、無理矢理来たの?」
バム「他にどうやって自力でこの世界に来たって思ってたの……」
美来「ここから申請書的なのが来て、それを親に見せて行くことになった……とか?」
レゲイン「おい、カクラン。美来の出身の世界、動き出すんじゃねぇか? 忘れて合法的に来たって思い込んだら」
カクラン「あ、実はね。もう一人、時間止める用に拉致られてるらしいから大丈夫だよ」
バム「大丈夫じゃないよ!? 拉致ってるからね!? 人権どこ行ったの!?」
レゲイン「この世界に人権自体あるかどうか」
カクラン「まぁ、そういう事。行事の話はバムのが正解だと思うよ? 因みに、アニメとか美来の世界の物がある理由は、その世界も存在するから下調べ用に見ろって事だよ」
レゲイン「それは知ってる。想像者の世界のアニメ内の主人公とかの方が闇市で高く売れるからだろ」
美来「じ、人身売買!?」
バム「美来ちゃんも高く売れるよ」
レゲイン「やめてやれよ……怯えてんぞ」
カクラン「はい、時間も押してる。漫画のコマもキリが悪くなる。行数も長くなる。終わろうか」
美来「漫画のコマは字数で調整してると思うよ」




