Ep.08 ベビーシッター初体験!
「日本でも最近はベビーシッターって言葉がよく使われるようになったなあ」
オカンはネット配信ニュースを見ながら何やら感慨深げ。
どうやら隣家の11歳と5歳の子供たちを初めてベビーシッターした時のことを
思い出したようです。
「お姉ちゃんのマリッサは小5で、はっきり言うてお母さんよりボイン(巨乳)
で体格的にはすでに中学生並。弟のショーンは言動がクレしん級のおませな幼稚
園児で、めっちゃ可愛かったなぁ…」
日本では小学校の高学年ともなれば上の子供に弟や妹の面倒を見させて親が買い
物に行く、なんてことはフツーのことですが、アメリカでは12歳以下の子供を
家に残し親が外出するのは違法だとか。夫婦で食事やパーティーに出かける時は
必ず近所の高校生にベビーシッターのバイトを頼むそうです。
炎天下の車の中に乳児を残しDQNな母親がパチンコに興じるとか、子供を寝かし
つけた夫婦がスナックに行くなんてことはアリエナイことで、子供に何かあれば
間違えなく重罪なるわけです。
「で、時給はどれくらい?」
「2ドルくらいやったかな… 大抵は6時から11時くらいまでで、深夜を廻ると
3ドルの深夜料金だったような。個々の家庭によって多少の差はあったけどね」
当時はビッグマックのセット価格が2ドル(現在≒$6)だったとか。
「ま、子供は9時までには寝るからそれまでボードゲームやトランプをして遊ぶ
だけの簡単なお仕事。けど、これがけっこう英会話の勉強になるんよね」
オカンによると、英会話上達の早道は最初は子供を相手にし、次はBF/GFを作る
ことだそうです。BFの出現まではこのマリッサちゃんとショーン君にはかなり
お世話になったとか・・・
「ショーンを見てて、国際結婚(日米)は日本男子には不利やと思ったわ。
歌手の千〇夫や布〇明、右京さんが離婚したのも何となく納得できた」
「え、右京さんの奥さんはIRさんとちゃうの?」
「その前に、共演がきっかけでアメリカ人女性と勢いで結婚したけどすぐに
別れたの。Kちゃんら平成生まれはどうか知らんけど、昭和の男は愛情表現が
ヘタでしょ。アホの一つ覚えみたいに『I love you』連発してるだけでは
白人女性は満足しないんよ」
「え、どういうこと?」
「たとえば、髪型を変えれば『そのヘヤースタイルの方が君にはずっと似合っ
てる』とか、いつもと違う色合いの服を着れば『君の顔にはパステルカラーが
よく映えるね』とか、これ5歳の幼稚園児の発言よ! アンタこんなんGFや
奥さんに言える?」
そんな恋愛映画の台詞みたいなキザなこと、ゼッタイ無理です。
てか、俺はパツ金のおねえさんより大和撫子の一択ですから・・・