Ep.38 ニューイヤーズ・イブ!~究極の選択~Part1
『New Year's Eve』
アメリカの大晦日のことです。
その過ごし方は、どちらかと言えば日本のクリスマス・イブや忘年会の
ノリに近いようです。
ラメ入りキラキラのド派手な衣装を身に纏い、三角ハットやティアラなどの
パーティー・グッズをつけた老若男女が、それぞれの年齢にあったクラブや
ディスコで飲んで騒いで踊り明かしながら新しい年を祝う――
と、いうのが定番だったとか。
大晦日の夜は神社仏閣を訪れ静かに新年を迎える日本人とは好対照です。
ま、教会に行くアメリカのクリスマス≒初詣に行く日本のお正月って、感じ
ですかね・・・
12月に入るとディナーや朝食付きの『ニューイヤーズ・イブ』パーティー・
プランのチケットの予約販売が開始されます。
お一人様用のチケットもありますが、かなり割高になるようです。
で、カレシのいないオカン、アメリカでの最初で最後のニューイヤーズ・イブ
をどう過ごすか、三択に迫られました。
①A子オバちゃんたちと朝食付きの若者専用ディスコ。(チケット代節約
のためには同じくカノジョのいない温〇洋〇さん風味のヒロさんとの
カップリング要)
②ホストファミリーが友人たちと毎年行くディナー付きのメンバーズ
クラブ。(チケット代は心配いらないが平均年齢50歳以上のシニア
中心のクラブ)
③苦手なワンちゃんとお留守番。(NYのタイムズスクエア―のカウント
ダウンをTVで見ながらバーちゃんが送ってくれた『緑のタヌキ』を
啜り年越し)
「ヒロさんはええ人やけど… ピンヒール履いたらこっちの方が背高くなる
んよね。身長のあるジュン君は未成年やし、ユージンはカノジョがいるし…
それに午前3時の 〝ベーコン&エッグ” はキツイしなぁ…」
「アイリッシュ・クラブは… 写真で見る限り年寄ばっかしで若者は皆無。
プライムリブのディナーにはちょっとそそられるけど、オジサン・オバサンと
一緒にアイリッシュ・ダンスでピョンピョン飛び跳ねるのもなぁ…」
「けど好きでもないワンコと二人の年越しはなんぼなんでも侘し過ぎるし…
あああー もうどないしょう~!!」
と、あれこれ迷った挙句の究極の選択が、思いもよらぬ好機をもたらし
オカン待望の 〝桃歴史” を彩ることに・・・




