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Ep.173 チップ要らん日本最高!

海外旅行、特に欧米諸国に行くと必ず付きまとうのが日本人には馴染みのない

tip(チップ)。空港からホテルまでタクシーに乗るにも、荷物を部屋まで運んでもらう

にも、ベッドメーキング、ルームサービス、レストランでの食事 etc…

その都度チップを払うのってけっこう面倒くさいもんです。



 「下手な美容師にめっちゃショートにされて泣く泣く渡したり、無愛想な

  ウェイトレスにもチップ置かなアカンのホンマ腹たったわ( ̄^ ̄)」


オカン、留学時代チップに関してはいろいろと負の体験をしてるみたいですw


起源は英国の床屋さんとかパブで始まったという説があるようですが、元々は

サービスに対するというより低賃金の労働の対価としての意味合いが強かった

とか。で、もらうほうは当然の報酬として受け取り、サービス精神とは無縁の

ものだったみたいです。


ホテルやレストランなど接客業には(あらかじ)め料金の中にサービス料が含まている、

チップ文化のない日本ですが、空港行き帰りのタクシーの運ちゃんに荷物の出し

入れ手伝ってもらったり、親切にしてもらったら『お釣りはええよ』となるのは

サービスに対する謝礼、一種のチップかも?

今はどうか知りませんが、幼いころ家族旅行で温泉旅館に泊まった時バーちゃん

が和紙に包んで部屋付きの中居さんにそっと渡していた “心づけ”は、奥ゆかしい

日本風チップですかね・・・



  「A子もT子も日本に来るたびにチップ無用の接客態度の丁寧さにめっちゃ

   感激してる… あっちではファーストフード店からもチップ要求される

   時代になった!って嘆いてるわー」


レストランの食事では15〜20%のチップがデフォのアメリカ住みのオバちゃん

たちも最近のセルフレジでの『デジタルチップ』には閉口してるみたいです。


日本でもキャッシュレス決済が普及してきました。コンビニのレジなどでクレカ

を店員さんに渡さないで自分でカードリーダーに入れてセルフレジで支払いする

光景を目にすることがあります。そんなカード決済の時、アメリカでは合計金額

のあとに『チップを選択してください』と表示が出て『10%〜15%〜20%〜』

『なし』の中からチョイスする『デジタルチップ』なるものが登場したとか。


アメリカでもマクド、ミスド、スタバ、テイクアウトやフードコート内にある

ようなセルフサービス的な飲食店では、以前はレジ横に置かれた瓶の中に釣り

銭を入れる程度でチップは不要だったそうです。

それがコロナ禍で打撃を受けた飲食業界を応援しようという機運の高まりと、

コンタクトレスが推奨される中で一気にデジタルチップを導入するファースト

フード店が増大。店員さんとの交流がほぼ皆無の食料品店など他の業種にまで

拡大しているとか。



  「にっこりこっちを伺う店員の前で『なし』をポッチンするのはなーんか

   気が引けるし、1ドルや5ドル紙幣が入ってる瓶の中に小銭をチャリンと

   落とすのもアレやしなぁ… A子やT子の気持ちよう解るわ」


確かにw

店側からの無言の圧力で本来のサービスに対する感謝や支援の気持ちからでは

なく、完全に罪悪感からのチップになってるみたいですね。

     

       あー 日本に生まれて良かったあー\( ´▽`)/




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