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Ep.171 ダイバーシティな人形たち!

      「さすがバービーは時代を先取りしてるなぁー❗️」


オカン、ネット記事にいたく関心しております。

あ、バービーとはお笑い女芸人さんのことではなく、あの有名な着せ替え人形

Barbie(バービー) doll(ドール)のことです。


1959年アメリカのマテル社から販売以来、世界中の少女に愛されるだけでなく

大人のコレクターたちの間でも根強い人気があるそうです。

発売当初は、白人・ブロンド・ブルーアイズ・八頭身のスーパーモデル体型の

人形のみでしたが、キング牧師による公民権運動が確立した10年後には黒人の

バービーが初登場。80年代以降は時代に即してアジア系やヒスパニック系など

マイノリティのドールたちが次々と登場して行きます。


2000年以降は社会の変化に対応した多種多様な人形が出現します。

非現実的な体型は摂食障害の原因や、間違った美意識を植えつけかねない等の

クレームから生まれた『身長低め型・高め型・ぽっちゃり型』の3タイプ。

義肢や補聴器を装着、車椅子に乗った障害のあるバービー。

性別を特定しないジェンダーニュートラルな6種類。

性転換俳優をモデルにしたトランスジェンダー・・・

そして、ネット記事によると今年からダウン症の外見を持つバービーが

販売されることになったそうです。



 「さすがアメリカの玩具メーカー❗️すんなり受け入れる社会も凄いけど」


ま、確かに。


Diversity(ダイバーシティ)ー多様性と訳されるこの言葉、日本でもかなり浸透してきました。

性別・人種・国籍・宗教・障害の有無を問わず、Inclusivity(インクルシビティ)ーあらゆる人を

受け入れることができる社会。まさしくそんな社会を体現してきたバービー

人形ですが、1962年日本で最初に発売された当時は不人気で市場から一時

撤退せざるを得なかったとか。


 

 「大卒の初任給が26000円の時代に1500円もする着せ替え人形なんて

  高価すぎたこともあるけど、あんな現実離れしたプロポーションで

  可愛いお人形さんというより近寄りがたいクール美人。

  当時の女の子には親しみが持てへんかったのが大きいと思う」

  

と、いたって昭和なボディ(短足デカ顔)の持ち主が、バービーの販売不振と

日本市場からの一時撤退の要因を分析しておりますw


で、1967年【日本の少女たちがより身近に感じられるファッションドール】の

コンセプトのもと和製バービーこと、リカちゃん人形が誕生!

金髪碧眼の美人系ではなく茶髪茶眼のカワイイ系。しかも音楽家の仏人パパと

デザイナーの日本人ママとのハーフという、いかにもなキャラ設定は日本女子

の心をガッツリ掴み、母娘孫の3世代に渡る人気商品となりました。



和製バービー生誕から56年、本場バービーみたく近い将来LGBTQを網羅(もうら)する

【ダイバーシティなリカちゃん&ファミリー】は登場するんでしょうか・・・



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