Ep.143【PLAN75】とオカン!
【PLAN75】—今年の夏公開された日本映画です。
75歳以上の後期高齢者を対象に、自らの生死を選択できる権利を保障・サポート
する制度『PLAN75』この制度が施行された近未来の日本を設定にした作品。
重いテーマですが、少子高齢化が進む中2025年には5人に1人が75歳以上になる
と予測されている日本。現実味があり切実な問題です。
【夫と死別した78歳の主人公がパートの職を解雇され生活が貧窮、
【PLAN75】の申請を決心する。その過程でこの制度に疑問を
抱き始めた30代の二人の男女ー(市役所の申請窓口の男と申請者の
最期までをサポートするコールセンターの女)ーと関わることで
心が揺らぎ始める・・・】
ネタバレにならない程度のあらすじはザクっとこんな感じです。
映画のレビューは賛否両論。
否定派は:
【国家が公認・推奨する現代版 “姥捨山” 】
【役立たず金のない年寄りは死ねということか!】
肯定派は:
【安楽死・尊厳死を具現化した良い制度】
【生まれる自由がないなら死ぬ時くらい自分の意思で決定したい!】
で、オカン同世代の知人と映画館へ・・・
【大賛成❣️】
「よっぽどの毒親でない限り親は子供に迷惑かけんと最期はPPKで
ポックリ逝きたいと思ってるはず。けど、現実はそう簡単やないし、
認知症になったらそう思ってたことさえ忘れてしまうし…」
PPKは寝たきりにならず健康寿命を全うしコロリと逝くという意味で、
理想の死に方の標語として80年代に広まったそうです。
ちなみに、対義語はNNKとかw
「老後の心配のない上級国民ならともかく、少ない年金生活の中で
お金や病気の不安抱えて長生きするより自分が自分であるうちに
苦痛なく楽に人生終えられるなら、そっちの方が絶対ええやん!」
まあ、オカン世代はまだ15年以上先のことなのでサラっと言えますが、実際
その年齢に達してる高齢者の反応は複雑みたいです。
「天寿を全うしたい人の権利は守られるべきやけど、こういう選択肢が
あってもええと思う。これから先もっと老々介護やヤングケアラーが
増えていくんやから」
ああ、介護に疲れた妻が夫を、孫が祖母を手にかけるなんて悲劇が毎年のように
ニュースになりますね。
「Kちゃん、アンタ認知症で寝たきりになったお母さんの介護できるん?!
赤ちゃんの柔らかい桃尻やないよ、ドドメ色の象の足みたいになった
母親のオムツ交換できるか⁉️」
あの、・・・・・・
【PLAN75】の申請、速攻でお願いしまーす!