表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/183

Ep.143【PLAN75】とオカン!

【PLAN75】—今年の夏公開された日本映画です。

75歳以上の後期高齢者を対象に、自らの生死を選択できる権利を保障・サポート

する制度『PLAN75』この制度が施行された近未来の日本を設定にした作品。

重いテーマですが、少子高齢化が進む中2025年には5人に1人が75歳以上になる

と予測されている日本。現実味があり切実な問題です。


  

   【夫と死別した78歳の主人公がパートの職を解雇され生活が貧窮、

    【PLAN75】の申請を決心する。その過程でこの制度に疑問を

    抱き始めた30代の二人の男女ー(市役所の申請窓口の男と申請者の

    最期までをサポートするコールセンターの女)ーと関わることで

    心が揺らぎ始める・・・】


ネタバレにならない程度のあらすじはザクっとこんな感じです。

映画のレビューは賛否両論。


否定派は:

    【国家が公認・推奨する現代版 “姥捨山(うばすてやま)” 】

    【役立たず金のない年寄りは死ねということか!】

肯定派は:

    【安楽死・尊厳死を具現化した良い制度】

    【生まれる自由がないなら死ぬ時くらい自分の意思で決定したい!】



で、オカン同世代の知人と映画館へ・・・


               【大賛成❣️】


「よっぽどの毒親でない限り親は子供に迷惑かけんと最期はPPK(ピンピンコロリ)

    ポックリ逝きたいと思ってるはず。けど、現実はそう簡単やないし、

    認知症になったらそう思ってたことさえ忘れてしまうし…」


PPK(ピンピンコロリ)は寝たきりにならず健康寿命を全うしコロリと逝くという意味で、

理想の死に方の標語として80年代に広まったそうです。

ちなみに、対義語はNNK(ネンネンコロリ)とかw


   「老後の心配のない上級国民ならともかく、少ない年金生活の中で

    お金や病気の不安抱えて長生きするより自分が自分であるうちに

    苦痛なく楽に人生終えられるなら、そっちの方が絶対ええやん!」


まあ、オカン世代はまだ15年以上先のことなのでサラっと言えますが、実際

その年齢に達してる高齢者の反応は複雑みたいです。


   「天寿を全うしたい人の権利は守られるべきやけど、こういう選択肢が

    あってもええと思う。これから先もっと老々介護やヤングケアラーが

    増えていくんやから」


ああ、介護に疲れた妻が夫を、孫が祖母を手にかけるなんて悲劇が毎年のように

ニュースになりますね。


   

   「Kちゃん、アンタ認知症で寝たきりになったお母さんの介護できるん?!

    赤ちゃんの柔らかい桃尻やないよ、ドドメ色の象の足みたいになった

    母親のオムツ交換できるか⁉️」


あの、・・・・・・



【PLAN75】の申請、速攻でお願いしまーす!









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ